■坂口憲二はフジドラマの救世主となるか
坂口の主演作『医龍』は、天才外科医の朝田龍太郎(坂口)が腐敗した大学病院の権力に立ち向かっていくメディカルドラマ。シリーズ最高視聴率は第2シーズン(07年10月期)の初回の世帯21.0%(関東地区/ビデオリサーチ調べ)。その人気から第4シーズン(14年1月期)まで制作された。
「現在のフジテレビは、昨年末に報じられた中居正広さん(52)の女性トラブルを端に発した“中居・フジテレビ問題”によって局としてのイメージもダウンし、スポンサー企業が80社近く撤退。窮地を迎えています。騒動の影響か、連ドラの数字も取れなくなってきています」(制作会社関係者)
『最後から二番目の恋』が放送されていたフジの木曜劇場では現在、香取慎吾(48)が主演のホームドラマ『日本一の最低男 ※私の家族はニセモノだった』が放送中。物語は大詰めを迎えていて、3月13日には第10話、翌週20日には最終話が放送される。
『日本一の最低男』は香取にとって『SMOKING GUN~決定的証拠~』(2014年4月期)以来11年ぶりのフジの連続ドラマ主演作。放送前から大きな注目を集めていた作品が、世帯視聴率は初回5.6%が最高で、以降は3~4%台と伸び悩んでいる。
「評判は悪くはないのですが、序盤につまづいて一気に視聴者が離れてしまった模様です。テレビ界で重要視されている13~49歳のコア視聴率も1%台前半。数字は大苦戦しています。SNSでは“フジドラマの時点で観たくない”なんて声もありますね……」(前同)
この状況で、フジ木曜劇場“出身”で、本格復帰への期待が大きい坂口も出演する『続・続・最後から二番目の恋』が、4月から月9で放送されることになる。
「坂口さんはワイルドで男らしいビジュアルから人気が高く、活動復帰を願う声もずっとありましたよね。今回の『続・続・最後から二番目の恋』の発表で、早くも『医龍』復活を期待する声が殺到していることからも、需要があるのは明らか。
窮地にあるフジテレビドラマだけに、坂口さん効果で『続・続・最後から二番目の恋』の数字が伸びるといいんですが……」(同)
往年のドラマファンだけでなく、多くのフジテレビ関係者も『続・続・最後から二番目の恋』には大注目しているだろう。