■“12億円新居”詳細報道で「日テレ&フジがドジャース出禁」を伝えられた

 日本テレビといえば、24年5月に大谷選手が785万ドル(約12億円)で購入したアメリカ・ロサンゼルスの邸宅を詳細に報道。これが大谷選手の怒りを買い、フジテレビとともにドジャースの取材パスを凍結されたと報じられたことも記憶に新しい。

 当時のフジテレビの港浩一社長(72)は24年7月の定例会見で「大谷選手とご家族、関係者のみなさまにご迷惑をおかけし、大変申し訳なく思っている」と謝罪。

 同月、日本テレビの石澤顕社長(68)も「大谷選手には大きな敬意を持って取材、放送させていただいている。一連の報道の中で大谷選手とご家族にご心配、ご迷惑をかけたことに関して申し訳ないと思っております」と謝罪することになった。

「“出禁”ではなかったそうですが、大谷選手の怒りは間違いなかったようです。24年10月、ドジャースがワールドシリーズを制覇した際には、フジテレビの取材クルーが大谷選手にインタビューしようと声をかけたところ、大谷選手に鬼の形相で拒絶されたと見られる場面もありましたよね。

 一方の日テレはプレシーズンマッチから大谷選手、MLBを猛プッシュ。日本で開催される開幕戦の中継も担当し、視聴率は独り占め状態です。ともに大谷選手を激怒させた日テレとフジテレビですが、その明暗は大きく分かれることになりましたね……」(前出の民放キー局関係者)

 3月18日と19日のMLB開幕戦、大谷選手をはじめとする日本人選手の活躍とともに、どれだけの高視聴率をたたき出すかにも注目が集まっている。