MLB、ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平選手(30)が9日までにインスタグラムを更新。7日(日本時間8日)にホワイトハウスを表敬訪問した際の写真を公開し、各国ファンから大きな反響が寄せられている。

 2024年のワールドシリーズを制したドジャースナインの一員として、ドナルド・トランプ大統領と対面した大谷。トランプ大統領から「映画スターみたいだ。彼には本当に素晴らしい未来があるよ」とウィットに富んだ賛辞を浴びたほか、昨季、50本塁打・50盗塁という前人未踏の記録を打ち立てたことについても「メジャーリーグ149年の歴史の中でも比類なき偉業だ。本当に信じられないことだ」と最大限の祝福を受けた。

 一方で、トランプ大統領による相互関税の発動が、金融市場のみならず世界情勢をも大きく揺るがせている最中。また、MLBでは、前年のワールドシリーズを制した球団が翌年の遠征時などにホワイトハウスを表敬訪問することが通例となってきたが、一部では“スポーツの政治利用に当たる”とするネガティブな見方もある。

「大谷選手の最新投稿には、エイブラハム・リンカーンの肖像画の前での集合ショットのほか、山本由伸投手(26)とのツーショット写真、さらにはクレイトン・カーショウ投手(37)やムーキー・ベッツ選手(32)らチームメイトとの写真などがアップされており、それぞれがスタイリッシュなスーツ姿を披露。

 日本のファンからは《何着てもカッコイイのいい加減にしたら???》《凄い光景だね》《際立つデカさ!!》《赤ちゃんに自慢出来ますね》など、好意的な反応が相次いでいます。

 一方、米国ファンからは《なぜ彼はトランプ大統領との写真を掲載しないのか》と疑問の声も。大谷さんは個人で大統領執務室に招き入れられ、トランプ大統領から記念メダルをプレゼントされるという破格の待遇を受けており、その際にトランプ大統領と記念撮影もしていました。その様子は、大統領副主席補佐官であるダン・スカビーノ氏の公式Xでも公開されています。

 大谷選手も自身のアカウントにトランプ大統領との2ショットをアップすれば、さらなる大きな注目を集めたはずですが……政治色を強く感じさせないために、あえて掲載しないという判断に至ったのかもしれませんね」(女性誌ライター)

 コメント欄には《訪問を断ってほしかった》《翔平は大好きだが、彼や他のスポーツ選手がこの政権のホワイトハウスで時間を無駄にするのは悲しい!》といった反応のほか、《おめでとう、翔。否定的なコメントに耳を貸すな。ホワイトハウスに行ったことは、日本人選手にとって歴史的な瞬間だった。あなたは両国にとって誇りです!》など、米国ファンの賛否入り混じった意見が噴出。

 一方、大谷選手がトランプ大統領との2ショットを掲載しなかったことに対しては、《不勉強な人たちからの反発は望まないから(笑)大谷は頭がいい》といった肯定的な反応も上がっている。

 こうした外野の声をよそにシーズン開始から好調を維持する野球界のスーパーヒーロー・大谷選手は、今年も世界中のファンを熱狂させてくれそうだ。