阿部寛(60)が主演を務めるTBS日曜劇場枠のドラマ『キャスター』(日曜よる9時~)の初回が、4月13日放送された。
連続ドラマ『キャスター』は、民放テレビ局の報道局を舞台にした社会派エンターテインメント作品。型破りなキャスター・進藤壮一(阿部)が視聴率低迷に悩む報道番組「ニュースゲート」のメインキャスターに就任し、周囲を巻き込みながら真実を追求し、社会の闇を暴いていく物語である。
「同ドラマでは、4月9日に開かれた完成披露試写会での発言もあり、放送前から阿部さんの“滑舌問題”に注目が集まっていたのですが……」(女性誌編集者)
阿部は、特徴的な話し方をモノマネ芸のネタにされることが多いが、『キャスター』で阿部が演じるのは、しゃべりのプロであるニュースキャスター。当人も完成披露試写会で「過去の作品で一番滑舌が良いです」と、自虐ネタにしつつも自信を見せていた。
「ドラマ『キャスター』での阿部さんの滑舌は、 特に報道番組内で話す場面では、確かにこれまでより聞き取りやすさを意識していると感じました。
ただ、当然ながら実際のキャスターやアナウンサーのような流暢なしゃべり方ではないこと、さらに“俳優・阿部寛”の唯一無二のインパクトから、視聴者の間では阿部さんの滑舌が決して良いとは言えないところも含めて面白がっている人も多いですね。ドラマの中身に集中して、阿部さんのセリフをしっかり聞きたい、という視聴者も多くいそうです」(前同)
『キャスター』初回の阿部の演技には、
《阿部寛滑舌悪いし声低いから聞き取りにくくて面白い》
《滑舌いじられる阿部寛がキャスターやってるのかわいすぎるwww》
《阿部寛のキャスター役緊張感ありすぎる(滑舌)》
といった、滑舌に言及する声が多く寄せられている。
また、阿部は2か月前の2月7日公開の主演映画『ショウタイムセブン』でも、報道番組が舞台ので“国民的ニュース番組のメインキャスター”という役を演じたばかりのため、
《キャスターとショウタイムセブン並行世界説》
《2月に映画ショウタイムセブンを見てるから阿部寛のキャスター役が被ってしまう》
《キャスターおもろいけどショウタイムセブンの延長すぎへんか》
といった声も。
「現状、日曜劇場『キャスター』は阿部さんの滑舌、映画との“キャスター被り”はネタにされつつも好意的に受け入れられている感じです。
その一方で、ドラマ『キャスター』は報道がテーマの社会派ドラマということで、長澤まさみさん(37)主演の名作ドラマ『エルピス-希望、あるいは災い-』(フジテレビ系/22年10月期)と比べる声も多いんですよね」(同)
連続ドラマ『エルピス』は、報道番組のエースの座から転落した女性アナウンサー・浅川恵那(長澤)がテレビ局内の問題に踏み込む社会派エンターテインメント作品。テレビ局と与党の関係性、冤罪事件の再調査が妨害される流れなど多くの攻めた描写が注目され、第60回ギャラクシー賞テレビ部門大賞などさまざまな賞を受賞している。