町に残るオロナミンCの看板(写真提供:モナコ広告)
昭和の時代、民家や店舗の壁など街の至る所に貼られていた看板。“ホーロー看板“と呼ばれるこうした看板は、今でも地方に行くと忘れ去られたように貼られている。「アルミなどの金属にガラス製の釉薬を塗って焼き付けた光沢のある材質が特徴です。似たよう…
佐溝力(さみぞ・ちから)
1946年、愛知県豊橋市生まれ。小学生の頃からさまざまな収集を始める。昭和38年より自転車・徒歩・ヒッチハイクなどで、その後はトラック運転手として全国を廻る。昭和50年頃からホーロー看板集めを開始し、平成6年、蒲郡市立図書館にてコレクションを用いた「明治・大正・昭和時代のホーロー看板」展を開催。NHK-BS番組『熱中時代』に出演するなど、ホーロー看板収集家として各方面で活躍中。豊川市に設立した「琺瑯看板研究所」では、40年にわたって収集した2万点に及ぶホーロー看板や広告資料を展示している。著書に『三河の広告』(春夏秋冬叢書)、『懐かしのホーロー看板‐広告から見える明治・大正・昭和』(祥伝社)。共著に『日本ホーロー看板広告大図鑑: サミゾチカラ・コレクションの世界』(国書刊行会)などがある。