■今田の演技を『おむすび』の橋本環奈と比較する声も
そんな“走り”が印象的なのぶを演じる今田は、歴代最多3365人が応募したオーディションから『あんぱん』主演の座を勝ち取った。このオーディションでは“異例”となる「走りのテスト」が行なわれたことが明らかとなっている。
『あんぱん』の制作統括・倉崎憲は、4月14日配信の『スポニチアネックス』で、今田の走りを見た瞬間「あ、のぶっぽい」「映像を通して疾走感を持って、のぶのキャラクターを反映させてくれる人だ」と最終審査時に感じたとコメント。さらに演技力はもちろん、「何より“この人を毎朝見たいな”って思わせてくれるまっすぐさ、天真らんまんさ、笑顔も(主演抜てきの)決め手」だったと明かしている。
そんな今田の演技には、
《今田美桜のふざけた顔最高!品がある感じ。そこまで体張ってくれるの?と思うけど、 一方で、 橋本環奈のふざけた顔はうんざりだった なぜ??》
《あんぱん 橋本環奈より 今田美桜の方が はるかに演技上手いね パン食い競走ほんま良かったです》
《今田美桜が演技してるちゃんと見たの初めてやけんど、大きな目で表情豊かでえいやん》
など、直前に放送されていた朝ドラ、橋本環奈(26)主演の『おむすび』(24年度後期)と比較する意見も上がっている。
『おむすび』は、高校時代に“ギャル文化”と出会った平成元年生まれの主人公・米田結(橋本)が栄養士として人の心と未来を結んでいくという、食をテーマにした“平成青春グラフィティ”作品。
しかし、序盤戦に多く登場した“ギャル”が不評だったことに加えて、物語のダイジェスト感がかなり強く、メインであると思われた主人公が栄養士になるまでと、なって以降があまり描かれないという“薄口シナリオ”の評判が悪く、視聴率は序盤から大苦戦。それまでの朝ドラ史上ワースト視聴率は倉科カナ(37)主演の『ウェルかめ』(09年度後期)の13.5%(全話平均の世帯視聴率/関東地区/ビデオリサーチ調べ)だったが、『おむすび』は13.1%と、ワースト記録を更新してしまった。
一方、『あんぱん』はまだ始まったばかりだが、第2週の視聴率が15.3%。『おむすび』の第2週は14.7%で、第1週の『おむすび』が16.1%、『あんぱん』は15.2%だったので、第2週で『あんぱん』が『おむすび』を逆転したことになる。