■暴行容疑での書類送検の前からデヴィ夫人の『イッテQ!』出演は厳しかった

 今回のトラブル以前から、デヴィ夫人は遅かれ早かれ『イッテQ!』を去ることになる、と言われていた。

 2月12日、デヴィ夫人は日本初の犬猫保護政策に特化した新党「12(ワンニャン)平和党」を結成し、今夏の参院選で自ら比例代表に立候補する準備を進めていることを発表。24年10月から本格的に準備していたという。

「政党を作ったデヴィ夫人が参院選に出馬するとなれば、『イッテQ!』出演は不可能です。明確に政治活動をしているタレントをバラエティ番組に出すわけにはいきませんからね。根本的なところとして“テレビは公平・中立でなければいけない”と放送法で定められているので、政治に関係している人をテレビ番組に出すことには縛りがあるんです」(前出の制作会社関係者)

 放送法第四条第一項においては、放送事業者は放送番組の編集にあたって「政治的に公平であること」を確保しなければならないと定められている。

「特に選挙期間中は厳しく扱われ、政治に関わる人をテレビに出演させる場合は各党から公平に出す必要がある。

 そして、デヴィ夫人が政治団体の代表になるのであれば、明らかに“党の代表”として扱われますから、他の党から“あの局はデヴィ夫人の『12平和党』に肩入れしている”などのクレームが入ってしまう可能性がありますからね。

 参院選に出馬するという党を立ち上げた時点で『イッテQ!』への出演継続は“不可能”と言われていたわけですが、暴行容疑で書類送検されるというトラブルも重なった。本人は否認していますがダブルで“NG”、番組制作サイドとしては、もうデヴィ夫人は使えないでしょう。夫人の『イッテQ!』出演は“完全に消えた”と言われていますね」(前同)

 レギュラーだった手越が番組に一時復帰したばかりのタイミングということもあり、

《え? デヴィ夫人………イッテQ!手越戻ってきたと思ったら今度はデヴィ夫人見なくなるのか…》
《やっと手越帰ってきたのにデヴィ夫人いなくなったら泣くんだが》
《イッテQにせっかく手越くん出演でき始めて嬉しかったのに次デヴィ夫人出れなくなるの悲しいよ》

 と手越とデヴィ夫人との共演が見られないことを残念がる声も少なくない。

「今回のトラブルが解決し、政治活動の状況も変われば、また『イッテQ!』に出演する可能性もあるとは思われますが……現状ではやはり同番組に出ることはなさそうです」(同)

 デヴィ夫人が携わっていた企画はいずれも大人気企画だった。彼女の“不出演”は番組にとっても痛手だろう――。