■今のフジテレビがハラスメントを容認するわけにはいかない
番組視聴者からは《やっぱりイットは榎並アナの方がよかった気がする 青井実になってから全体的な雰囲気として噛み合ってない気がする》などの意見が寄せられたが、今回のパワハラ騒動後にも、
《イットの青井アナのこと初めて知った 視聴率も下がってるなら榎並アナに戻してほしい 榎並アナの方がぜんぜんよかった》
《やっぱりイットは、榎並さんがキャスターの方が良かった件》
《イット!は元々滅多に見てなかったけど この青井さんって人になってから特に見なくなったな 画面から感じの悪さ伝わってきてたもんな 確かに榎並さんは好感持ててたなぁ》
といった声が上がることとなった。
「反発もありましたが、MC就任から1年が経って青井さんも『イット!』に馴染みつつありました。そんななかにあってのパワハラ認定と番組内での生謝罪ですからね。しかも青井さんの一件は、中居正広氏(52)とフジテレビの一連の問題の流れで発覚したものです。
しかも2度のパワハラ事例があったわけで、いくら反省していると言っても、今のフジテレビではそんな人物を使い続けるわけにはいかない状況にあります。青井さんを残す、契約を更改するとなると、フジテレビがパワハラを容認しているとも見られるわけですしね。
加えて、後ろ盾もなくなりました。“青井体制”を作った港浩一氏(72)は1月27日の記者会見をもって社長を辞任。当時のフジテレビ専務だった大多亮(66)前カンテレ社長も第三者委員会の報告を受けて辞任に至りましたからね。それに『イット!』の視聴率は青井さんのMC就任後も全く改善していません」(前出の広告代理店関係者)
夕方の報道・情報番組では日本テレビの『news every.』が同時間帯トップの視聴率を誇り、その後ろをテレビ朝日の『スーパーJチャンネル』、TBSの『Nスタ』が追走しているものの、『イット!』は大きく差をつけられてしまっているという。
4月11日18時台の世帯視聴率を見てみても、『news every.』が8.0%(すべてビデオリサーチ調べ、関東地区)、『スーパーJチャンネル』が7.8%、『Nスタ』が7.5%に対し、『イット!』は3.7%と断トツで低かった。
「青井さんは局アナではありませんから高いギャラも発生している。にもかかわらず、視聴率は向上どころか壊滅的な状態になっている。以前からそうでしたが、今回のパワハラ騒動で青井さんのイメージはさらにダウンしてしまった。そんな人と契約を更新し、MCを続けてもらう余裕も今のフジテレビにはないでしょう。
関係者の間では、次の契約更新のタイミングで青井さんは切られることになるのではないかともっぱらですし、早ければ秋の改編のタイミングでの降板もあり得るのではないか、ともささやかれていますね……」(前同)
MC就任から1年――青井は窮地を迎えていると言えそうだ。