■韓国で“熱愛疑惑”を取り上げた媒体の“日本との温度差”

 まず、ムジュンの熱愛に関する韓国での動きは早かった。4月23日の午後2時過ぎには、所属事務所が「親しい同僚の間柄」と熱愛を否定。それを受けた現地のウェブメディアの見出しは、

《キム・ムジュン、永野芽郁“二股”騒動飛び火 “親しい同僚”と熱愛説一蹴》(アジュ経済)
《キム・ムジュン、日本発の熱愛説に一刀両断...“親しい同僚に過ぎない”》(スポーツ東亜)
《キム・ムジュン、彼氏疑惑否定》(Xportsnews)

 など、熱愛を否定するものが並んだ。

「基本的にどの韓国メディアも、ムジュンはあくまでも“巻き込まれた”もらい事故というスタンスです。田中圭については、《(永野と)スキンシップをとっている写真を掲載し、2人が不倫関係にあったと伝えられている》《2人の娘がおり批判されている》などと、日本での批判的な受け止められ方を含め、文春に掲載された永野と田中の密着写真を転載する媒体も。

 一方でムジュンについては、“永野が食事に招いた”という部分だけを切り取るものがほとんどです。現地の大手メディアを確認した感じでは、ムジュンが“お泊まり”していたという部分に触れた媒体はありません。この“お泊り”の4文字が文春の記事から消えたかたちです」(ウェブメディア編集者)

 また、別の記事では“韓国の週刊文春”とも呼ばれるニュースメディア『ディスパッチ』に所属事務所が取材を受け、「2人は恋人ではなく友達だ。一緒に作品を撮影しながら親しくなった」「撮影で食事の招待を受けた。(永野の)家に母もいらっしゃった」「絶対に恋人関係ではない」と説明していたとも掲載されている。

 なお、“食事に招かれ、永野の母も同席していた”という事務所の説明は、文春に答えたものと同内容だが、いずれにせよ“お泊まり”の事実については完全に触れられないでいる。

「事務所が公式コメントを発表し、“疑惑”の早期鎮火を図った姿勢について、多くのメディアは《不要な誤解を避けた》《炎上騒動に一線を引いた》などと評価。ムジュンはあくまでも“被害者”で、彼自身の姿勢は真摯だという読後感の記事が多いですね」(前同)

 韓国国内ではノーダメージな感じでむしろ知名度を上げた感もありそうなムジュンと、ファンをがっかりさせてしまった永野。それぞれの今後の明暗はいかに――。