■小日向文世・長野専務の「正体」はいったい――
小日向演じる長野専務、二階堂演じるヒロイン・薫の演出の意味深さを、単なるミスリードでは片づけられないと感じた視聴者は多く、
《小日向文世の顔芸は何だったんや》
《小日向さん、、、続編で伏線回収?笑》
《そういえば薫の赤飯食べた時の反応が怪しかったけど、あれはただ赤飯を懐かしんでただけ?色々気になることが回収されてないよー!気になる!》
《どんな伏線か知らないけど薫が野崎に偽造パスポート渡されたとき「ゆいな ふくだ」って読んだの忘れてないからな!伏線でも無いかもしれないけど…》
といった疑念の声が、放送終了後にも寄せられている。
「小日向さんは“裏の顔”を持つ役が似合いますし、演じる長野専務には“防衛大に所属していた時期がある”という過去もある。同作の重要な要素である自衛隊と関係ある経歴ですから、さらに隠された過去があるのかもしれません。長野専務は前半戦で消えたことを含めて、どう考えても怪しい。続編で彼の正体が明らかになるのは必至ではないでしょうか。
また、公式ノベライズ下巻(扶桑社)のインタビューでは、福澤監督が薫について、本編では語られていない“過去”があることを示唆する意味深なコメントもしていましたね」(前出の広告代理店関係者)
『VIVANT』は最終回でも、意味深な、伏線のような描写があった。
同ドラマでは、乃木が実の父親であり、テロ組織「テント」の創設者であるノゴーン・ベキ(役所)の“ある計画”を阻止し、彼を殺害することで幕を閉じた。
しかし、乃木はベキの墓の話をする義兄弟・ノコル(二宮)に対し、「天は公平でひいきをせず、徳のある人を助ける」という意味の漢文「皇天親無く惟徳を是輔く」を伝えた。
同作の飯田和孝プロデューサーは最終回直前に《最終回ではまた漢文の言葉が出てきます。その言葉の意味と、ドラマ全話を見ていただければ、必ず1つの結末に辿り着くことができると思います》とコメントしていたこと、ベキが悪人ではないことから、“生存説”がささやかれているのだ。
そんな多くの謎に包まれている『VIVANT』の続編は、水面下で準備が進められ今年9月からの撮影が始まるのか――本サイトはTBSに問い合わせたが、期日までの回答はなかった。
「『VIVANT』で2か月半のモンゴルロケを行なったように、続編でも長期の海外ロケが行なわれそうですよね。話が出ている通り今年9月からの撮影なら、来年の年明け、26年1月期の放送になるのかもしれませんね。
『VIVANT』の1作目は、モンゴルの砂漠を越えていくシーンなど過酷な暑さを感じさせる作品でしたが、それと対比させて厳冬を感じさせる、大雪世界が舞台の作品というのもあり得そうですよね……」(前同)
放送中は多くのところで「昨日の『VIVANT』見た?」といった会話が聞こえてきた伝説の大ヒットドラマ。視聴者離れが言われるテレビが持つ凄いパワーを見せつけてくれた作品だけに、続編への期待は膨らみ続けている――。