■永野が語っていた「結婚観」の”変化”
そんな母が娘に“逃げてもいい”と声をかけたのが、永野が18歳のときにヒロインを務めた連続テレビ小説『半分、青い。』(2018年)の撮影時のことだ。
『A-Studio+』では、多忙とプレッシャーで押しつぶされそうになる永野に、母が「私も一緒に逃げるからそんな気にすんな。あんた壊れたらアカンよ」と声をかけていたことが明かされ、永野が涙する場面があった。
「永野さんの母は出演作はすべてチェックしていて、朝ドラの時も放送後には親子で”反省会“をしていたとのこと。永野さんの理解者であり良い相談相手で、永野さんも2019年2月の『カルピス ブランド100周年』新CM発表会で“大切にしていること“を聞かれた際、“大切なのは母との時間。いろんなことを最初に報告するのは母ですね”と回答。永野さんが誰よりもお母さんの感想や意見を聞きたいという姿勢がうかがえましたね」(前出の女性誌編集者)
母を敬愛して止まない永野は、16年5月9日に更新したブログで、母の日に関連して、
《ママはすごく強くて でもその強さが心配になる時もあって 私よりも何倍も何十倍も大変なのに 手を抜かずに全力で頑張ってて めっちゃかっこよくて やっぱり私の憧れの人》
とつづっていた。なお両親は離婚したそうだが、自身の結婚願望について永野は、19年の『新春しゃべくり007 4時間半SP』(日本テレビ系)では「早くしたい」としていたものの、22年の『ボクらの時代』(フジテレビ系)では「30代ぐらいで結婚出来たらいいなぁとは思ってます」と余裕をもった答えに変化している。
その間に何があったのか――。
前出の女性誌編集者は言う。
「21年5月号の女性誌『ar』(主婦と生活社)のインタビューで語ったところにヒントがあるかのもしれません。永野さんは同インタビューで、《相手は至って普通なのに、勝手にこちらが期待して裏切られた気持ちになることがあるけれど、それは期待した自分が悪い》と人間関係を俯瞰する見方をしていることを示唆。そう思うようになってから、気持ちが格段に楽になったと明かしています。さらには、《“自分勝手な欲”は、手放した方がhappyになれる》とも語っています。
21年といえば、永野さんと田中さんが初共演した映画『そして、バトンは渡された』が公開された年です。“自分勝手な欲”が恋愛に直結するのかどうかは不明ですが……この頃、永野さんの内面が大きく変化した可能性がありそうですね」
永野の恋愛模様を、母はどう見守っているだろうか――。