活動休止中の嵐が6日、来春開催予定のコンサートをもって活動を終了するとファンクラブサイトで発表。国民的アイドルが下した“最終決断”に、さまざまな反響が寄せられている。
この日、ファンクラブ会員サイト「FAMILY CLUB」にアップされた動画に5人そろって登場した嵐。そこには、2020年12月31日に行なわれた生配信ライブ以来、およそ4年半ぶりにメンバーと肩を並べたリーダー・大野智(44)の姿もあった。
「皆さまお久しぶりです。嵐です」 という5人そろっての挨拶を皮切りに、かわるがわるコメントを述べていった嵐メンバー。
この動画の中で、大野は「時間をかけて、何度も話し合いを重ね、みんなで出した結論は、もう一度集まって、嵐としてのコンサートを行ない、コロナによってかなえられなかった、ファンの皆さんに“直接感謝を伝える”“直接パフォーマンスを見てもらう”ということをもって、5人での活動を終了するということでした。活動を再開したその先に、また再び休止に入るということは考えられませんでした」と、ラストツアーをもってグループ活動に区切りをつけることを明かした。
「2020年末に嵐が活動休止に入った段階で、大野さんにはグループからの脱退や芸能の仕事自体を辞めたいという意向があると言われていました。松本潤さん(41)も22年1月のテレビ出演を通じて、大野さんからそうした申し出があったことを明かし、“グループを4人で続けるというのは僕らは感覚的にない”と話していましたし、やはり大野さんの存在がグループ活動のキーポイントになっていたことは間違いありません。
活動休止中、一部メディアで、無精ひげをたくわえた姿やタトゥーが入ったワイルドな姿をスクープされていた大野さんですが、今回の動画では、わずかにふっくらしたフェイスライン以外、ブランクをほとんど感じさせない精悍な風貌で登場。
その姿からは再び表舞台に立つことへの強い覚悟がうかがえ、ファンからは《動く大野くんの姿にもう胸がいっぱい》《芸能界から離れていた大野くんが、嵐の大野くんのビジュに戻してきたのすごい》《大野くんがまた5人の中にいるってだけで涙腺崩壊》といった声が上がっています」(女性誌ライター)
5人での活動再開を待ち望んできたファンにとってはつらいニュースかもしれない。しかし、彼らが選んだフィナーレの形には、誰よりもファンを大事にしてきた嵐らしい気遣いが見える。
「来春のコンサートについては、現在のファンクラブ会員に優先的に申し込んでもらえるよう、新規入会を一時的に停止することも併せて発表されました。4年半もの間、活動再開を信じてファンクラブを継続してきた嵐ファンへの救済措置ともいえる、粋なはからいですよね。また、メンバーが誰一人“解散”という言葉を使わず、‟活動終了”と表現したことも、長年のファンに対する配慮が見えます。
不祥事や不仲で空中分解するグループも少なくない中、ファンを裏切ることなく、こうして変わらない絆を見せ続けてくれる嵐は、やはり“国民的アイドル”と呼ぶにふさわしいですよね」(前同)
メンバーが何度も話し合いを重ねてたどり着いたフィナーレの形。SNSには《そういうところに泣くよね ありがとうね》《最後までファンに誠実で国民的とはこういう事だなと思う》《まだこの言葉は早いかもだけど、 最高の青春をありがとう きっとこれからも嵐が私の青春です》など、称賛や感謝のメッセージが途切れることなく寄せられている。
最後の日まで“ファンファースト”を貫こうとする嵐。残り1年、ついに集大成を迎える5人の姿をしっかりと目に焼き付けたい。