近頃、漫画を中心に、書籍を紙よりも電子で購入する人が増えてきている。電子書籍の利点として、多くのユーザーがあげるのは以下の2点。“かさばらないから”、そして“お得に購入できるから”。

「本来、書籍などの著作物は、文化的な価値を守るために値引きをしてはいけない再販売価格維持制度があります。しかし、電子書籍は“データ”扱いとして、制度が適用されません。これが、ディスカウントが許容されている背景です」(全国紙文化部記者)

 なるほど。それなら、電子漫画も安く読みたいところだが、そのためには“キャンペーン”の時期を抑えておく必要があると語るのは、ネットライターの大西圭氏だ。

「例えば『Kindle』では、Amazonのセールにあわせて電子漫画も安くなる傾向があります。例年、5月中には“ゴールデンウィークセール”で最大90%オフ、7月の“プライムデーセール”では最大70%オフ。11月~12月の“ブラックフライデー”には最大70%オフに加えて12~15点のまとめ買いで15%還元などのキャンペーンがあります。さらに、出版社ごとのセールもしばしば行っているので要チェックですね」

 同じく、『DMMブックス』も年3度のセール時期を抑えておきたいと続ける。

「12月中旬~1月中旬、4月下旬~5月中旬、8月上旬~9月中旬に最大70%オフになるキャンペーンを打ち出しています。また、初回購入者なら100%オフ、という時期もあるので開始時期は確認したいところ。頻繁にアプリを使う方には、“DMM JCBカード”で4%の高還元を利用するのもおすすめです」(大西氏=以下同)

 時期を気にせずお得に利用したい、かつpaypayのユーザーには『ebookjapan』もおすすめ。

「毎週金~日曜日は、全額paypay支払いでポイントが最大30%もつきます。さらに、不定期で70%オフキャンペーンを行っていることもあるので、併用すればかなり安くなるのではないでしょうか」