■1億7000万円賭けていた鈴木容疑者、山本アナの不穏証言
山本アナは「鈴木容疑者から教えてもらった」と話しているほか、鈴木氏は「周囲にやっている人がたくさんいたので、大丈夫だろうと思った」と供述しているとされる。
前出の民放キー局関係者は言う。
「普通に考えたら、“周囲にやっている人がたくさんいた”というのはフジテレビのバラエティ制作周りのことを指していることになりますよね。中居氏とズブズブの関係にあった元編成部長のB氏は、女子アナを接待要員に駆り出していたことなどが問題視され、4段階の降職処分が下りましたが、今まさにフジテレビ内で大騒動になっているのはオンラインカジノ問題だと。
鈴木氏の証言からは、彼と山本アナだけでは済まない感じがしますよね。フジテレビに限らずですが、当局は引き続き捜査を進めているといいますし、今度は芸能プロダクション関係が“マズそうだ”という話も聞こえてきています。一般人には想像もできないようなオンラインカジノでの凄い額の掛け金話が出ているフジテレビのバラエティ制作には、他局からも“大丈夫なのか?”という声が上がっていますね」
一連の“中居氏・フジテレビ問題”では有力タレントや芸能プロダクションの接待の場に女性アナウンサーを駆り出していた“上納文化”が問題視されたが、今、同局を揺るがしているのはオンラインカジノ問題。
「フジテレビは、バラエティ畑から社長にまでのし上がった港浩一前社長(73)について、女性トラブルが起きた当時、適切に対処しなかったことへの法的責任を追及する方針を示しています。そして、中居氏の女性トラブルの発端となったのは元編成部長B氏が主導した飲み会やBBQパーティーだった。
また2月27、『再生・改革に向けて実行に着手した施策』が発表され、会食・会合を開催する際には上長の事前承認が必要などの飲み会に制限が設けられ、局内には“飲み会は控えよう”というムードが漂うようになったといいますが、特にバラエティ制作部門においては“飲み会は絶対NG”となったそうです。
そもそも“中居氏・フジテレビ問題”はバラエティ制作界隈で起こったことですし、その他、第三者委員会に指摘された飲み会系のトラブルはバラエティ制作で起きたものが多いですよね。ですので、バラエティ制作部門はフジテレビ上層部からも“マーク”されていて、だから“飲み会は絶対NG”なのでしょう。
問題の多くはバラエティ制作で起きている……。同部門は局内外で“伏魔殿”とまで言われているようです。そこの幹部だった鈴木氏とバラエティ制作が作っている『ぽかぽか』にレギュラー出演していた山本アナがオンラインカジノで警察沙汰を起こしたわけで、多くのテレビ関係者の間でも“フジテレビはバラエティ制作部門の膿を出し切らないと真の再生はない”と言われていますね」(前同)
フジテレビ再生への道は簡単ではなさそうだ。多くの問題を抱えているとされるフジのバラエティ制作に注目が集まる――。