■オンカジ問題が大事化のなか港浩一前社長の“港派”は次々と……

 前出の広告代理店関係者は言う。

「オンカジ問題が起こっているのはバラエティ制作界隈です。女子アナを接待要員のように扱っていた飲み会も問題視されている“中居氏・フジテレビ問題”もバラエティ制作の社員が深く関与していたこともあり、フジテレビにおいては現在、バラエティ制作部門は“飲み会は絶対にNG”となっているといいます。当然ながら、現在のフジテレビ上層部はバラエティ制作部門に対して厳しく見ていて、当面は同部門の人たちが局内で重用されることはないとも聞こえてきています。

 そのため現在、バラエティ制作を中心にフジテレビから退社しようと動いている人もいるといいますね。その中には若手社員もいるそうで……。

 さらに、バラエティ畑からのし上がった港浩一前社長(73)の秘書などを担当した人にも動きがあると見られています。いわゆる“港派”への余波です。『ぽかぽか』も港氏の肝いりで始まった番組で、オンカジ賭博で逮捕された鈴木氏は番組立ち上げの主軸。警察の取り調べが今後どうなるかは分かりませんが、“港派”と見られている鈴木氏も今後、フジを去ることは既定路線と言われていますね」

 港前社長と元専務の大多亮氏(66)を巡っては、女性トラブルが起きた当時、適切に対処しなかったことへの法的責任を追及する方針をフジテレビは示している。

「港氏はフジテレビから訴えられてしまうわけで、そんななかで“港派”の人たちの社内立場が苦しくなるのは自明のことですよね……。

 そして、第三者委員会の調査終了後、フジテレビでは独自の社内調査も実施。制作会社で働くスタッフなどにもアンケートなどを広く募り、そのなかではまだ厳しい意見も上がっていると見られています。第三者委員会の調査に加えて、膿を出し切るために社内でも独自調査を行なうというのは企業として正しい姿勢でしょうが、この調査の過程でオンカジ問題が発覚したと見られています。

 もしかすると、山本アナや鈴木氏以外にもオンラインカジノを利用していた社員が出てくるかもしれませんね……。鈴木氏の先輩ディレクターのSNSアカウントが突如削除されたという報道もあり、バラエティ制作を中心にオンカジが蔓延していたともささやかれている。“中居氏・フジテレビ問題”に加えて“オンカジ問題”も、今後あるとされる“検証番組”で取り上げられるのかもしれません」(前同)