今田美桜(28)主演のNHK連続テレビ小説あんぱん』の第15週「いざ!東京へ」が、7月7日から放送される。第14週「幸福よ、どこにいる」は、2日放送の第68話の平均世帯視聴率が17.8%(ビデオリサーチ調べ/関東地区)と、番組最高の16.8%(第60、67話)から大幅ポイント増で更新して好調だ。

 同ドラマは、漫画家・やなせたかしさんと妻・小松暢(こまつのぶ)さんをモデルに、何者でもなかった2人があらゆる荒波を乗り越え、“逆転しない正義”を体現した『アンパンマン』にたどり着くまでを描く愛と勇気の物語。今後、舞台が高知から東京に移っていきそうだ。

 第14週(6月30日~7月4日)は、高知新報に戦後初の女性記者として入社したのぶは、初日から取材現場に出されるが、社会部の記者たちに圧倒される。翌日から一人で闇市を取材し、孤児の記事を書いて東海林(津田健次郎/54)に何度も突き返されるが、ようやく初めての記事が朝刊に載ることが決まる。

 その後、のぶは、東海林と岩清水(倉悠貴/25)と共に夕刊の担当となる。一方、嵩(北村匠海/27)は健太郎(高橋文哉/24)と共に、進駐軍で廃品回収した雑貨を売って生活をしていた。ある日、ガラクタの中にあったアメリカの雑誌を手にした嵩は、最先端のデザインを見て久しぶりに心が躍り……という展開。

 重厚に描かれた戦争編から、高知新報編に入ったが、やたらに駆け足だった印象だ。のぶの記事が初めて朝刊に載り、夕刊の担当になるも、発行は中止に。代わりに月刊誌を出せることになるという流れだったが、のぶの記者としてのエピソードは、闇市の孤児を取材するぐらいで、特に新しい展開はなかった。