■国分太一が降板の『鉄腕ダッシュ』に逆風、『鬼レンチャン』に追い風――

「4×200mリレーサバイバルレンチャン」は4人1組で200mずつリレーをし、各レースの最下位チームだけが脱落していくという企画。6月22日はチーム・オールスター感謝祭、チーム・LDH、チーム・元プロ野球選手、チーム・サッカーなどの10チームが過酷なレースに挑戦した。

「この日の『鬼レンチャン』の世帯視聴率は6.4%(すべてビデオリサーチ調べ、関東地区)、個人視聴率は4.6%、コア視聴率は5.0%。一方の『イッテQ!』は世帯9.3%、個人6.7%、コア5.4%でした。

“コアでも『イッテQ!』が上じゃないか”と思われるでしょうが、実は『鬼レンチャン』は後半に数字を上げていったんです。計算すると、20時から21時にかけてのコア視聴率は5.5%で、『イッテQ!』を0.1ポイント上回ることになると。テレビ関係者にしか見られない数値ですが、フジテレビ内では“ついに『イッテQ!』を超えた!”と盛り上がったといいます。

 ただ、番組全体で見るとやはり負けていますし、放送翌日の23日には鈴木氏がオンカジ問題で逮捕されていますからね。“『イッテQ!』を超えた”などと騒いでいる場合でもなく、そこまで話題にはなりませんでした。ただ、業界内では結構なホットな話だったと」(前出の制作会社関係者)

『鬼レンチャン』に対しては、

《千鳥の鬼レンチャンのリレーサバイバル面白い》
《鬼レンチャンのリレーがマジ面白い》
《千鳥の鬼レンチャンのリレーを見てたけど、マンネリ化してるイッテQよりも面白くてよかったわ。今度からそっち見よう》

 など、好意的な声がXには寄せられている。

「『鬼レンチャン』では、『サビだけカラオケ』ではほいけんたさん(59)、ランニングの企画では森脇健児さん(58)など名物出演者も生まれ、彼らの活躍も番組を盛り上げています。このところ明るい話題がなかったフジテレビですが、『鬼レンチャン』の好調で現場の士気は上がったでしょうね。

 しかも同番組には、さらなる追い風も吹きそうな情勢。『鬼レンチャン』は2時間SPがもはや通常の編成になっていますが、19時台の裏番組『鉄腕ダッシュ』からは元TOKIO国分太一さん(50)がコンプライアンス違反で即降板。城島茂さん(54)と松岡昌宏さん(48)を中心に継続はしますが、TOKIOが解散するまでになった国分さんの大不祥事を機に『鉄腕ダッシュ』を見限る視聴者も一定数はいるでしょう。

 国分さんの降板でパワーダウンも避けられないでしょうし、それで『鉄腕ダッシュ』の数字が落ちたら、その後に放送する『イッテQ!』にも影響します。ライバル番組の逆風は『鬼レンチャン』にとっては追い風。フジテレビ内では“ここで一気に攻勢をかけよう”という雰囲気になっているといいます」(前同)

“中居氏・フジ問題”とオンラインカジノ問題で揺れたフジテレビだが、人気の『鬼レンチャン』は今後さらに、“お台場の希望”とも言える大人気番組へとなっていきそうだ。