■広末涼子の『コンフィデンスマンJP』新作出演が難しいワケ

『コンフィデンスマンJP』は、フジテレビ系月9ドラマ(2018年4月期)として始まり、その後、映画化されたフジテレビの人気作品。映画第1弾『ロマンス編』(19年5月)の興行収入は29.7億円、第2弾『プリンセス編』(20年7月)は興収38.4億円、第3弾『英雄編』(22年1月)も興収28.9億円と、合計100億円に迫る大ヒットを記録している。

 長澤演じる“ダー子” 、東出昌大(37)演じる“ボクちゃん”、小日向文世(71)演じる“リチャード”という3人の信用詐欺師(=コンフィデンスマン)が悪人たちからカネをだましとる痛快コメディ作品で、広末は19年5月放送のスペシャルドラマ『運勢編』に、韮山波子役で出演。波子は「そこはかとない色気で中年男を釣り上げる天然未亡人詐欺師」で、映画の『プリンセス編』と『英雄編』にも登場した。

「『コンフィデンスマンJP』は映画シリーズとして成功し、いまやフジテレビにとってはドル箱コンテンツ。すでに第4弾の企画も動き出していると言われ、26年春に撮影に入るための調整が進められていると言われていますね。今春の騒動前は、広末さんも出演すると見られていました。

 ただ、広末さんの現状を考えると、一連の騒動でイメージが低下してしまったことを抜きにしても、出演は厳しいのでは、ともっぱらですね……」(前出の芸能プロ関係者)

 撮影が26年春だとすれば、準備期間が8~9か月はある。可能性はゼロではない気もするが――。

「広末さんは、今回のファンクラブの音声メッセージで、活動休止中、自分の女優人生や子育てなどを深く考えたこと、本格的な活動再開はまだ先になりそうだけれど、まずはファンクラブ会員に向けて何かやれたら……といった“今後の予定”を語っていたといいます。つまり、俳優業の再開については、まだ何も見えないというのがリアルな現状でしょう」(前同)

 広末は病気の治療、療養を優先にする必要があると見られているだけでなく、3児の母親でもある。成人しているのは長男だけで、次男は中学生、長女は小学生。まだまだ手のかかる年頃だ。 

「『コンフィデンスマンJP』は、緻密な伏線やトリック、どんでん返しが多く詰め込まれたシナリオが見どころの作品です。それだけに脚本制作には時間がかかる。その作品にメインどころで出るはずの俳優ーー今回で言えば、広末さんが撮影直前に出られなくなったら大事ですよね。

 撮影が26年春だとしても、広末さんの体調がそこまでに万全になっているかはわからない、というのが現在の状況だと思われます。ですので、もし仮に出られるとなっても、かなり出番は少なくなるのではないでしょうか」(同)

 完全復活まではまだまだのようだが、声で近況を報告した広末。治療を優先しつつ、少しずつ復帰していくのだろう。