7月25日、沖縄にオープンした新しいテーマパーク「ジャングリア沖縄」がネット上で不評の声が寄せられている。同パークは初日から全国ネットのワイドショーやバラエティ番組などで多数取り上げられ、関心が寄せられていたが、蓋を開けてみると“期待外れ”だという声が殺到しているのだ。
「ジャングリア沖縄」は沖縄県国頭郡今帰仁村にあった「オリオン嵐山ゴルフ倶楽部」跡地に建設されたもの。東京ドーム約13個分に相当する広大な敷地に、“大自然没入型”の大型テーマパークとして22種類のアトラクションほか、飲食施設や温泉施設も備えられている。
運営は、同パークの企画開発のために設立されたジャパンエンターテイメント。同社の設立には、業績が低迷していたユニバーサル・スタジオ・ジャパンの大改革や西武園ゆうえんちのリニューアルを担当し、立て直しを実現したことで知られる実業家の森岡毅氏のマーケティング会社『株式会社刀』も関わっている。
「森岡氏が関わっていることもあり、地元・沖縄では“沖縄にUSJのようなワクワクするテーマパークが出現する”といった感じで大きな話題となっていました。CM動画は追いかけてくるティラノサウルスからジープに乗って逃げる映像や、ジャングルの上空を飛んでいる映像もあり、かなり迫力のある豪華なアトラクションが楽しめるように見えたほか、主要エリアからテーマパークを結ぶ『ジャングリア エクスプレス』の運行が開始されるなど、視聴者の期待が高まるものでした」(全国紙経済記者、以下同)
公式サイトを見ると、“T-REXからの逃走”が楽しめるという大興奮ライドの「ダイナソーサファリ」、“超爽快!ジャングル上空を飛ぶ鳥になる”というキャッチコピーの「スカイフェニックス」など、壮大さを思わせる言葉の数々でアトラクションの魅力をアピールしている。しかし、ネット上に投稿された来場者たちの声を見ると、かなり期待外れだったというものが多いのだ。Googleマップに投稿されているジャングリア沖縄のレビューには、
《宣伝されているアトラクションと現実の異常な差》
《テーマパークとは緻密な気遣いや高いサービスが必要。ノウハウが足りないのか雑さが目立つ》
《事前のCG映像を見て、恐竜のアトラクションをすごく楽しみにしていました。「映像は盛っていない」と豪語していたのに、実物は映像とはまるで違うものでした》
Xにも、
《ジャングリア沖縄のダイナソーサファリ、 隊長が食われる演出にはめちゃくちゃ驚いたけど元々の宣伝で押し出してた恐竜に追いかけられるシーンは無くなったのかな? 正直ここを一番楽しみにしてたから残念過ぎるなぁ…》
《盛ったCMを散々流して期待度を高くした結果、開業したら「クオリティが低い」「誇張しすぎ」って言われてるけど、理想と現実を見返したらもはやおもろいw》
《ジャングリア沖縄、表現盛りすぎてないか…?》
など批判的なコメントが多く確認できる。アトラクションはもちろん、飲食施設やパーク内のサービスへの不満も少なくない。