NHK連続テレビ小説『あんぱん』の第91話が8月4日に放送され、人気バンド・Mrs.GREEN APPLEのギターボーカル・大森元貴(28)が初登場し、多くの視聴者が沸騰した。
『あんぱん』は国民的キャラクター「アンパンマン」の産みの親である漫画家・やなせたかしさん(享年94)と小松暢(こまつ・のぶ)さん夫妻がモチーフ。今田美桜(28)が暢さんをモデルにしたヒロイン・朝田のぶを、北村匠海(27)がやなせさんをモデルにした柳井嵩を演じている。
大森が演じるのは作曲家・いずみたく氏をモデルとした「いせたくや役」。約2分半にわたる初登場のシーンは18歳の学生役で、学ラン姿を披露した。
いせたくやは、両親の影響で芝居と音楽が大好きな学生。嵩と出会い、後に仕事で深く関わることになる。モデルとなったいずみ氏は『見上げてごらん夜の星を』や『いい湯だな』などをはじめ、生涯で1万5000曲を作曲した。
「大森さんにドラマ出演のオファーが舞い込んだのが1年5か月前。出演が発表されてから5か月。ようやく大森さんが『あんぱん』に初登場しましたね。学帽に学ラン姿で勢いよく言葉を放つ初登場シーンは、多くの視聴者を惹きつけました」(女性誌編集者)
8月4日放送の第91話は1948年(昭和23年)2月。嵩は三星百貨店の宣伝部で一目置かれる存在となり、三星劇場で上演される舞台のポスターを任されることに。銀座のカフェで大根座長(青柳翔/40)と打ち合わせをしているところに、カウンターに座る大森演じるいせたくやが話しかけてくる――という展開となった。
「芝居を見たこともない人にも刺さるポスターを作りたいという大根や嵩の会話に、“盗み聞き”していたいせも大共感。“演劇の学校に行って自分で劇団も作りました。そこまではよかったんですけど、現実の壁にぶち当たってしまって……”や“お客さんも入らないし、お金はもうぶわ~っと湯水のように出ていくし”と一気に語り、音楽や芝居が好きで、情熱と苦悩を抱え、そして大きな夢を抱いている若者だということが伝わってくる怒涛の2分半の初登場でした」(前同)