かねてより報じられている元SMAP中居正広氏(52)と元フジテレビアナウンサー・A子さんとのトラブルについて、8月6日配信の『週刊文春 電子版』および8月7日発売の『週刊文春』(ともに文藝春秋)が、その全貌が記されているという“通知書”の内容を公開した。

 2023年6月に発生した、中居氏とA子さんとのトラブルは、25年3月、フジ・メディア・ホールディングスとフジテレビの設置した第三者委員会によって中居氏による「性暴力」と認定された。しかし、5月になって中居氏の代理人弁護士が第三者委員会に対し、「暴力的または強制的な性的行為の実態は確認されませんでした」と反論したことで、中居氏サイドとA子さんサイドがバトルを繰り広げる事態に発展している。

 そうしたなか、文春が入手した「通知書」は、A子さんによる被害当日のメモをもとにA子さんの代理人弁護士が作成、23年11月に中居氏サイドへ送付したものだという。

 今回の文春の記事は、通知書に書かれていた関係各所への取材をもとに、被害当日にあったことを再現。何人かで外食をするという予定が、直前で中居氏のマンションでの2人きりでの食事会に変わったことから行為の全貌に至るまで、その夜の出来事が詳細に紹介されている。通知書では、中居氏の行動について「不同意性交等罪に該当しうる性暴力であり、不法行為」であると指摘しているという。

 この文春の報道に対し、中居の代理人弁護士は8月6日、報道各社あてにコメントを発表。《記事に掲載されている「通知書」なるものは出所自体や真偽も不明なものですが、そもそも通知書というものは、書き手の一方的な認識を記載するものです》としたうえで、《記事にある「通知書」なるものに記載されている表現・描写、「不同意性交等罪に該当しうる性暴力であり、不法行為」等をはじめとした記載は、当職らの認識とは大きく異なるものです》と反論した。

 また、《本人からのヒアリング、復元されたメール、関係者による証言など独自に実施した調査を総合的に判断した限り、この事案については一般的に性暴力という言葉から想起されるような行為ではなく、また不同意によるものではなかったものと、当職らは評価しています》と、これまでと変わらず“性暴力ではない”と主張している。