■元大人気アイドルグループのメンバーは幅広い活動を展開も……
俳優として地上波ドラマや映画などで活躍していた伊勢谷友介(49)は2020年9月に大麻取締法違反の容疑で逮捕され、同年12月に東京地裁で懲役1年執行猶予3年の判決を言い渡されている。
「地上波の連ドラ出演などは難しいようですが、24年の映画『ペネルティループ』に出演。都内で行なわれた完成披露上映会に登壇し、3年半ぶりに公の場に姿を現したことが話題になりました。
最近はトークイベントや講演会に登壇する機会が多いようですね。俳優、映画監督、実業家など、さまざまな肩書を持っている伊勢谷さんは“社会を変えること”を中心にトークをするようです。
また、伊勢谷さんは東京藝術大学美術学部デザイン科出身で、自身でデザイン・企画などを手掛けるアクションブランド『Happy Sauce』も主宰。ブランドのインスタグラムにモデルとして登場し、自身のインスタでも私生活や趣味を楽しむ様子を積極的に投稿しています」(前出の夕刊紙デスク)
元大人気アイドルグループ・KAT-TUNの田口淳之介(39)は19年5月に大麻取締法違反の容疑で逮捕され、懲役6月執行猶予2年の判決が言い渡された。
「保釈された際に報道陣の前で土下座した姿が物議を醸した田口さんですが、19年11月には活動再開を発表。22年3月に『日本プロ麻雀協会』の21期前期生プロテストに合格。プロ雀士になったほか、ポーカープレイヤーしても活動。パチンコ・パチスロ番組『パーラーカチ盛りABEMA店』など、ABEMAの番組でも見かけるように。
24年11月には福岡・中州のホストクラブでホストデビューしたり、今年1月公開の映画『僕のなかのブラウニー』に出演したりとかなり幅広く活動しているようですが、やはり地上波番組への出演はいまだに叶っていません」(前同)
同じく元KAT-TUNの田中聖(39)は違法薬物でたびたび逮捕されている。田中は17年5月、東京・渋谷区の路上で大麻を所持していたとして大麻取締法違反で現行犯逮捕されたが証拠不十分で不起訴処分に。
22年2月に覚醒剤取締法違反(所持)の疑いで愛知県警に逮捕され、同年3月に覚醒剤取締法違反(使用、所持)と医薬品医療機器法違反(指定薬物所持)の容疑で再逮捕。同年6月に名古屋地方裁判所から懲役1年8月執行猶予3年の判決が言い渡されたが、わずか9日後にJR柏駅で覚醒剤を所持していたとして現行犯逮捕されている。
さらに同年11月には、21年6月に知人女性に現金10万円を振り込むよう迫り1万円を脅し取った恐喝の疑いで逮捕され、23年11月には東京・港区の路上で「THCH(テトラヒドロカンナビヘキソール)」を含むリキッドを所持していたことが発見され、24年2月に書類送検されている。
「7度の警察沙汰があった田中ですが、懲役2年8月の判決が下り、現在も服役中。大人気アイドルグループの一員だった彼が、大麻をきっかけに転落してしまった、と。
数十年前の芸能界であれば、違法薬物で逮捕されても、数年後には地上波テレビなどの第一線に復帰できる芸能人もいました。ただ、ここ数年のうちに薬物で逮捕された芸能人はそうはいきませんよね。テレビ局もスポンサー企業もコンプライアンスの遵守を徹底していますし、薬物や警察沙汰でもない、不倫スキャンダルが取り沙汰された芸能人ですら地上波にはなかなか復帰できませんからね。
違法薬物での逮捕となれば、不倫以上に地上波出演へのハードルは高い。清水被告も遠藤容疑者も、今後も芸能界でやっていくならば、地上波以外での活動を模索していくしかないでしょうね」(同)
26歳の清水と24歳の遠藤。まだ若い2人の俳優の先にあるのは、茨の道だ。