深夜の生放送バラエティ『オールナイトフジコ』(フジテレビ系)が4月14日よりスタートした。

 1983年4月に放送開始した『オールナイトフジ』の“令和版”というコンセプトの同番組。『オールナイトフジ』は、デビューしたばかりの片岡鶴太郎(68)やとんねるずを輩出。「オールナイターズ」と呼ばれる現役女子大生たちが出演し、“女子大生ブーム”の火付け役にもなった。

 2022年6月にフジテレビの社長に就任した港浩一氏(70)も『オールナイトフジ』にディレクターとして番組に携わったこともあり、番組の復活も社長の肝いり案件だと言われている。

 そんな『オールナイトフジコ』では、元テレビ東京プロデューサーの佐久間宣行氏(47)、オズワルド伊藤俊介(33)、さらば青春の光森田哲矢(41)がMCを担当。

「フジコネシート」と呼ばれる「出演者かスタッフにコネがあれば誰でも座ることができる自由なBAR」には、総合プロデューサーを務める秋元康氏(64)、当時『オールナイトフジ』ディレクターを務めていた大多亮専務(64)、そして港社長が登場した。

「フジとしては『フジコ』は社長案件ということもあり、かなり力を入れているのでしょうが、視聴者からは“時代錯誤”や“内輪ネタ”という声が少なくないですね」(制作会社関係者)

 ツイッターには、

《何か昔のおっさん達がはしゃいでいるだけのような気がしたな。オールナイトフジのような似たような企画に挑戦しているんだけど、内輪で盛り上がっているだけで面白くなかったな》
《近年稀に見る「つまんない」 時代遅れで内輪受け メインmc偉そーに腕組んでる おじさんばっか…フジテレビ見なくなったな〜》
《見たけど何これ…嫌いなフジテレビの内輪ノリがキツ過ぎて途中で観るの辞めちゃったよ…》

 など、多くの厳しいコメントが寄せられている。

■「『楽しくなければテレビじゃない』という標語は今も変わらない」

 1980年代後半から1990年代前半、「楽しくなければテレビじゃない」を掲げ、毎年のように視聴率3冠王を獲得するなど、隆盛を極めたフジテレビ。港氏は社長就任後の2022年7月、初の定例会見に出席して次のように話していた。

「私はフジテレビに76年に入社しました。明るく楽しく元気な会社だった。社員のみんなにはそのDNAをよみがえらせるように話した。題して『フジテレビルネサンス』。80年代からは視聴率3冠王も続けた。『楽しくなければテレビじゃない』という標語は今も変わらない。もの作りが原点の会社です」

「これからも『楽しくなければテレビじゃない』路線を押し出していくのでしょう。ただ、その“象徴番組”は、厳しいスタートをきったと言えそうです。そんな中、港社長に猛プッシュされている女子アナがいるんです。それが小室瑛莉子アナウンサー(24)なんです」(前同)