木村拓哉(50)主演のドラマ『風間公親-教場0-』(フジテレビ系)の第2話が、4月17日に放送。平均世帯視聴率が10.7%(ビデオリサーチ調べ/関東地区)と、初回から1.4ポイントダウンした。

 さらに、『教場』のすぐあとに放送された同曜日夜10時放送の『合理的にあり得ない』(同局系)に、見逃し配信「TVer」の再生数ランキングで抜かれてしまうという(4月20日現在)、“月9”ブランドらしからぬ事態に。その要因として、「陳腐なトリック」がありそうだ。

 第2話は、刑事指導官・風間公親(木村拓哉)とバディを組み、実際の事件捜査を通じて刑事として必要なスキルを学ぶことになった、新人刑事・瓜原潤史(赤楚衛二/29)は、“風間道場”から逃げずに食らいつくことを決意して転属願を破り捨てる。

 そのころ、ある小学校の校庭で女教師の遺体が発見される。遺体の後頭部に血痕があり、校庭に設置されているブロンズ像にも血液が付着していた。容疑者として浮かんだのは、息子がイジメが原因で不登校になっている、建設会社で働く溶接工・佐柄美幸(宮澤エマ/34)で……という展開。

「赤楚や宮澤、瓜原の母役の斉藤由貴(56)の好演が光っていましたが、いかんせん、トリックの不可解さにモヤモヤが残りました。ツイッターでも、事件解決のカギとなった溶接について、“電源は? 校庭で200V電源? 発電機を動かしたならめちゃくちゃ目立つだろ”などのツッコミがありました。

 このドラマは新人刑事の成長を描く物語がメインだとしても、特番から連ドラになってから、トリックがチープになっている印象です」(ドラマライター/ヤマカワ)