《全部落選……》《マイナンバーカードまで登録したのに全滅》
8月21日、SNS上にはポケモンカードファンの悲喜こもごもが溢れた。この日、ポケモンセンターオンラインで抽選販売されていた「ポケモンカードゲーム」30周年記念商品の当落結果が発表されたのだ。
今回、8月10日から14日まで抽選を受け付けていたのは、9月16日に発売される3商品。
「ポケモンカードゲーム MEGA 拡張パック『30th CELEBRATION』BOX」(7200円・税込=以下、同)、「ポケモンカードゲーム MEGA『30th CELEBRATION プレミアムデッキセット エーフィ・ブラッキー』」(6200円)、そしてポケモンセンターオンライン限定の「ポケモンカードゲーム MEGA『30th CELEBRATION FUTURISTIC BOX』」(2万7500円)だ。
ポケモンカードゲーム30周年という節目だけあって、発売前から注目度は高かったが、なかでも話題になったのが、今回の抽選方法だ。
ポケモンセンターオンラインは、今回から「プレイヤーズクラブ:本人認証済み枠」と「本人未認証枠」の2枠を設定。本人認証にはマイナンバーカードを使用し、運営側も事前に「当選数の大半を『本人確認済みの方の当選分』として用意する」と告知していた。
転売目的の複数アカウントなどを防ぎ、本当に欲しい人へ商品を届けるための対策として期待されたのだ。
ところが――本人認証を済ませたからといって、当然ながら当選が保証されるわけではない。
SNS上の有志によるアンケートでは、本人認証済みの応募者でも「FUTURISTIC BOX」の落選率は約69%との集計も。ほかの2商品を含め、3商品すべてに落選したという報告も相次いだ。
SNS上では、《3つとも全滅した》《本人認証したのに全部落ちたんだが》《未認証で当たってるやつがいると思うと吐き気する》《そもそもなぜ未認証枠も作った?》など、Xには落胆や不満の声が噴出。
もちろん、ポケモンセンターオンラインは当初から「本人確認を行った場合でも、当選を確約するものではありません」と明記している。本人未認証者にも応募機会を設けること自体も公表済みだ。
それでもファンが荒れる理由は、落選したことだけではなかった。当選発表から間もなくして、まだ発売すらされていない商品が、フリマサイトなどに続々と姿を現したのだ。
定価2万7500円が20万円超に…
落選者の不満を加速させたのが、当落発表直後から始まった高額転売。
特に目立つのが、ポケモンセンターオンライン限定の「ポケモンカードゲーム MEGA『30th CELEBRATION FUTURISTIC BOX』」。定価は2万7500円(税込)だが、フリマサイトでは早くも15万〜20万円前後での出品が相次いでいるのだ。
しかも発売日は9月16日。現時点では発売前のため、出品者の手元に商品が届いていないケースもある。
SNS上では、《まだ発売前なのにこの値段は異常》《本人認証までしたのに、結局転売されるのか》《欲しい人が落ちて転売目的の人が当たってるなら意味ない》といった怒りや落胆の声が広がっている。
今回の抽選では、マイナンバーカードを使った本人認証枠が導入され、当選数の大半が本人認証済みの応募者向けに用意された。それでも高額転売が完全に防げたわけではないというわけだ。
一方、8月28日からは「30th CELEBRATION カードセット(9種セット)」の抽選受付が始まり、当選結果は9月4日に発表される予定だ。対象となるのは「30th CELEBRATION」BOX、「30th CELEBRATION カードセット(9種セット)」、「30th CELEBRATION プレミアムデッキセット エーフィ・ブラッキー」など。ただし、もっとも高額転売が目立つ「FUTURISTIC BOX」は、現時点で追加抽選の対象に入っていない。
そのため《FUTURISTIC BOXだけないってことは受注生産?》《ここは受注にしてほしい》《30周年なんだから欲しい人に行き渡る形にして》など、今後の受注生産を期待する声が上がり続けている。ただし、受注販売について公式からの発表はなく、現段階ではあくまでファンの憶測にすぎないが。
30周年という節目に、マイナンバーカードを使った本人認証まで導入した今回の抽選。それでも「全落ち」の悲鳴と、発売前商品の高額転売は同時に起きた。
抽選方法は確実に進化している。それでも、「本当に欲しい人へ商品を届ける」ことの難しさは残ったままだ。9月4日の追加抽選、そしてFUTURISTIC BOXをめぐる今後の対応が、この30周年抽選騒動の“次の焦点”になりそうだ。
■【画像】20万超で転売されているポケモンカード30周年記念BOX
定価2万7500円の「FUTURISTIC BOX」が、フリマサイトでは早くも14万〜21万円という価格でズラリ。しかし発売日は9月16日のため、現時点では当然、当選者の手元にも商品は届いていない。つまり、これらはすべて“無在庫”での出品ということになる。多くのフリマサイトでは手元にない商品の出品を禁止しており、30周年を祝う記念商品が発売前から異様な転売合戦の渦中にある。
