■アラフィフのTOKIOは若い層の視聴率を持ってない

 2019年7月にジャニー喜多川氏(享年87)が逝去して以降、ジャニーズ事務所からは続々とタレントが退所。さらにそのジャニー氏の加害問題は国連が調査するほどの案件にまでなっており、ジャニーズタレントの扱いもデリケートになりつつある。

「フジはこの秋以降、番組の制作費を最大で30~40%カットするとも言われています。深刻なテレビ不況で、もうジャニーズに限らず、事務所サイドに忖度している余裕なんてないということでしょう。それは各局そうなのですが、フジの“ジャニーズ離れ”の象徴がTOKIOとも言えるんです。

 テレビ各局は今、13~49歳のコア視聴率を重視していますが、そもそもTOKIOの3人ではコア視聴率が取れません。気づけば彼らもアラフィフのおじさんですし、若者への訴求力はもはやありませんからね」(前出の制作会社関係者)

 この3月には、名前を変えて2013年から続いてきた国分の冠番組『国分太一の気ままにさんぽ』(フジテレビ系)も終了している。

「『NHK紅白歌合戦』にも藤島ジュリー景子社長(57)のプッシュでずっと出ていましたが、山口達也さん(51)の脱退以降は出られていません。東海道新幹線の車内チャイムも7月、TOKIOの『AMBITIOUS JAPAN!』からUAさん(51)の『会いにいこう』に変わってしまいました。

 各局とも余裕はありませんから各番組を厳しく見ていますし、勢いと若い層の数字のない今のTOKIOは、実はかなり“しんどい”存在なんです。カリスマ性と高い人気を誇った長瀬智也さん(44)が抜けてしまったのも大きいですよね」(前同)