■SMAPを知らない世代も

 3月31日には、『スマスマ』を筆頭に多くのSMAPの番組に深く携わってきた放送作家の鈴木おさむ氏(51)が作家・脚本家を引退する、という出来事もあった。

 3月31日に鈴木氏は、自身のサイトで生配信を行ったが、終了後に中居がSMAP時代からずっと変わらない“粋な計らい”をしていたことを4月2日に鈴木氏が自身のXで明かし、こちらも話題となっている。

 鈴木氏によると31日の配信中に、中居からの贈り物として家族3人分の有田焼のお茶碗が「これからも家族を大切に…」という直筆の手紙つきで届き、さらに電話もかかってきたという。

《おかげで、気持ちよく、放送作家に『。』(※マル)が付けられました。本当に本当にありがとうございました》

 と、鈴木氏は中居の粋な計らいに感謝の言葉を綴っている。

「過去に中居さんはSMAPの解散を“『。』で幕引きできなかった”と評していて、他人にそういう想いをして欲しくないという思いもあるのかもしれませんね。

 これまで鈴木氏はSMAPの解散を悔やむ発言が多かった一方、作家活動に『。』をつけて気持ちの整理がついたこともあるのか、引退後の彼のXでは、SMAPが過去の思い出になりつつあることを感じさせるポストもしています」(前出のワイドショー関係者)

※画像は鈴木おさむ氏の公式X『@suzukiosamuchan』より

 鈴木氏は4月4日、Xで息子である《笑福8歳小3》に《ふと「SMAPって知ってる?」》と聞いたら、知らなかったと明かし《それでいい。それがいい。とてもスッキリした》とポストしたのだ。この月日の流れを感じさせる投稿には、

《やっぱり小さい子は知らないんだね。なんか切ない》
《ずっと、存在してくれるだけで良かった。おじいちゃんSMAPを諦められません》

 など、大いに反響の声が寄せられている。

「中居さん自身が言っているように、SMAP『。』をつけて終われなかったグループなので、まだ復活の目があるのではないか、その日が来ることを期待したいという声が8年間絶えないのは、当然のことなのでしょう。それくらいSMAPは、多くの国民の心の中に沁み込んでいた存在だった。

 ただ、もはや若い人たちにとってSMAPは“過去の存在”。8歳の笑福くんのように、名前すら知らない世代も出てきていますし、長年SMAPと苦楽を共にしてきて、彼らを強くリスペクトしている鈴木氏も、それを受け入れつつある、ということではないでしょうか。

 現在も“国民的グループ”SMAPの復活を望む声は絶えませんが、解散後7年が経過し、メンバーそれぞれは、今も売れっ子として各々の道を力強く進んでいる。やはり現実的には、5人が集結し稼働する、ということは難しいのかもしれませんね……」(前同)

 それでも5人の再集結を見たいという声は消えないだろう。解散を経て、SMAPはさらに大きな存在になっているのかもしれない――。