食生活に必要不可欠な“塩”と“砂糖”。
小売店にはいろいろな種類の塩や砂糖が並ぶが、どれを買えば良いか悩んだ経験はないだろうか。
「岩塩と海塩、上白糖とてん菜糖、など同じ調味料でも種類は多岐にわたります。含まれる成分や合う料理も幅広いですよ」(グルメライター)
販売されるものでも値段はピンキリ。管理栄養士の望月理恵子氏は、価格の違いについて以下のように解説する。
「値段が高いほど質が良く、不純物が少ないものが多い傾向。ミネラル分も多く含まれています」
とはいえ、同じ価格帯の塩と砂糖でも、名前も違えば向いている料理も異なる。今回は望月氏協力のもと、意外と知らない塩と砂糖の世界を調査した。
人間に一番身近な調味料といえば“塩”。大きく分けると“天然塩”と“精製塩”の2つに分類される。
「天然塩は粗塩などしっとりした塩が多く、ミネラルも豊富。塩辛さの中にもまろやかさを感じる味わいです。一方の精製塩は、ミネラルがほとんど取り除かれています。サラサラしているので料理に馴染みやすく、塩辛い味が際立っていますね」(望月氏=以下同)