■民放各局が松本人志の復帰にコメント
松本は11月8日、女性に男女の行為を強要したとする23年12月末の『週刊文春』の記事を巡り、発行元の文藝春秋などに約5億5000万円の損害賠償と訂正記事を求めた訴訟を取り下げることとなった。夏頃から松本サイドと文春サイドは水面下での話し合いを進め、合意に至ったことから松本サイドが訴えを取り下げたとされる。
一部では来年にも相方の浜田雅功(61)と大阪の「なんばグランド花月(NGK)」で、ダウンタウンとして漫才を披露して活動を再開させるという報道もあるものの、地上波番組への出演には反発の声が殺到しており、Xでは《#松本人志をテレビに出すな》というハッシュタグがトレンド入り。同タグは約半日で10万件以上ポストされるほどだった。
民放各局は11月の定例会見で松本の復帰について言及。
TBSの龍宝正峰社長は『クレイジージャーニー』や『水曜日のダウンタウン』にレギュラー出演していた松本の復帰について「ご本人が活動休止していることには変わりないので、今後の起用方針に関しては現時点で決まっていることはございません」とコメント。
『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!』を放送する日本テレビの石澤顕社長は「裁判が終結したことは承知している。一方、ご本人はいまだに活動休止中。諸般の状況を見極めながら適切に対応したいと考えている」とした。
テレビ朝日には松本がレギュラー出演する番組はないが、系列のABCテレビ制作の『M-1グランプリ』では松本が審査員を務めていた。西新常務取締役は「ご出演の予定はない。当初より吉本興業の幹部の方がお見えになり、その時点についてのご報告は受けていた。今回の訴訟取り下げの後にもあらためて幹部の方がお見えになり、そのご報告と“お騒がせをした”ということに対するお詫びがあった。今後のことに関してはまだ何も決まってないというふうに説明を受けた」と述べた。
テレビ東京にも松本がレギュラー出演する番組はないが、長田隆専務取締役は「吉本興業の幹部の方がお見えになって、ご説明と謝罪をいただいた」とし、今後については「決まっていることは何もない」と話した。
「20年6月に“多目的トイレ不倫”が報じられたアンジャッシュ・渡部建さん(52)はNetflixやABEMAなどの配信サービスやYouTubeでは大活躍ですが、そのABEMAの番組に出るまで2年かかっています。また、地上波は単発で出演した番組もありますが、コンビの冠番組『白黒アンジャッシュ』(千葉テレビ)以外は、いまだにほぼNGですよね」(前出のワイドショー関係者)