2月3日、板垣李光人(22)とHey!Say!JUMP・中島裕翔(31)がダブル主演する連続ドラマ『秘密~THE TOP SECRET~』(カンテレ制作、フジテレビ系/月曜よる10時)の第3話が放送。ゲスト出演した女優・池脇千鶴(43)が圧倒的な役作り、そして強烈な演技を披露し、Xでトレンド入りするなど大きな注目を集めている。
連続ドラマ『秘密』は、清水玲子氏によって1999年から連載されている漫画『秘密-トップ・シークレット-』シリーズ(白泉社)が原作。科学警察研究所の法医第九研究室(通称・第九)で、室長の薪剛(板垣)と、新米捜査員の青木一行(中島)が死者の生前記憶を映像化する「MRI操作」を用いて、解決不可能とされていた事件の真相を解き明かしていくヒューマンサスペンスである。
第3話で池脇が演じたのは、コンビニ店員の小島郁子。仕事と父親の介護をしていて勤務態度の評判は良かったが、突然コンビニのバックヤードで同僚バイトの2人を刺殺後、自宅の風呂場で首を吊って自死。彼女の生前の記憶を読み取ったところ、思わぬ真相が――という内容だった。
【以下、ドラマ『秘密』のネタバレを含みます】
池脇演じる郁子の容姿はたるんだ頬、ぽっちゃりしたメガネ姿という、とても美人とは言えない容姿。あまり似合っていないフリフリな服、不自然な言動も含めて、劇中でも“変な格好をした虚言癖のある中年女”と評されていた。
しかし、実は郁子は重度のストレスから、鏡に映る自分をモデル級の美女だと本気で思い込んでいたことが判明。被害者は医療福祉学部に通う学生だったことから、善意で彼女に治療薬を飲ませたが、それが原因で郁子は現実に引き戻され、現実に絶望して、凶行に走ったというのが真相だった。
池脇は、郁子が自分の容姿、辛い境遇に「(自分は)何のために生きているの」と泣き崩れる姿、現実に戻ってしまい、憎々しい表情で鏡を壊す姿、「誰にも迷惑かけてなかったのに。どうして私に(現実を)見せたの!」と嘆きながら被害者を刺殺する姿など、多くのシーンを熱演。
《いつもながらの凄い演技。こういう切ない役はこの年代では他の追随を許さないものがある》
《犯人役は(回想で)表情や動きのみで演技伝えなきゃいけないから今回の原作でもキツい話を池脇千鶴さんが演じたのは良かった池脇千鶴さんやっぱ演技力エグい》
といった絶賛の声が多く寄せられているほか、彼女の容姿にも言及する声が多い。
「池脇さんは、19歳の頃にNHK連続テレビ小説『ほんまもん』(01年後期)で主演を務めるなど正統派の美人女優でしたが、近年では年齢相応の役を演じるにあたり、激太りしたりあえて老け込んだりと、外見から徹底的な役作りを行なう、一流の演技派女優として高く評価されていますよね。今回の『秘密』でもそれを見せつけてくれた形です」(女性誌編集者)