地震大国日本 ※画像はphotoAC
日本国民を震撼させる事実が発表されたのは、1月15日のことである。「政府の地震調査委員会は、マグニチュード8~9程度が想定される、“南海トラフ地震”の30年以内における発生確率を、今年は80%程度に引き上げました。 この数字は年々上がって…
山村武彦
1943年、東京都出身。1964年、新潟地震でのボランティア活動を契機に、防災・危機管理のシンクタンク「防災システム研究所」を設立。以来50年以上にわたり、世界中で発生する災害の現地調査を実施。2000年、「近助」、「互近助」、「防災隣組」を考案し、提唱。報道番組での解説や日本各地での講演、執筆活動などを通じ、防災意識の啓発に取り組む。また、多くの企業や自治体の社外顧問やアドバイザーを歴任し、BCP(事業継続計画)マニュアルや防災・危機管理マニュアルの策定など、災害に強い企業、社会、街づくりに携わる。実践的防災・危機管理の第一人者。座右の銘は「真実と教訓は、現場にあり」。