timeleszの追加メンバーを選出するオーディション企画『timelesz project(タイプロ)』。2月15日、最終審査を経て選ばれた5人がメンバーに加わることが発表され、SNSを中心に大きな盛り上がりを見せるなか、早くも新メンバーの人気が沸騰している。

 STARTO ENTERTAINMENT主催の「タイプロ」は、マリウス葉(24)に続いて中島健人(30)がグループを卒業し、「SexyZone」から「timelesz」へと名前を変えて再出発した佐藤勝利(28)、菊池風磨(29)、松島聡(27)の3人が、“仲間探し”をテーマに昨年4月よりスタートさせた企画。そのオーディション過程は、昨年9月13日から今年2月15日までおよそ半年間、計18のエピソードがNetflixで配信された。

 このたびメンバーに加わったのは、一般から参加した橋本将生(25)、猪俣周杜(23)、篠塚大輝(22)の3名と、STARTO ENTERTAINMENTの俳優部に所属していた寺西拓人(30)、原嘉孝(29)の計5名で、各エピソードを通じてそれぞれが個性あふれる魅力を発揮していた。

「寺西さんと原さんはオーディションの4次審査から合流したのですが、10代の頃からジャニーズJr.として活動していただけに、やはりダンスのキレや魅せ方、さらにはほかの候補者たちに対するフォローといった点でも、当初から頭一つ抜けていました。

 特に寺西さんは、タイプロのダンストレーナーを務めたNOSUKEさんと冷静に意見を戦わせたり、同期である菊地さんと本音を交わし合ったりと、序盤から見どころのある場面が多かったですね。

 続く5次審査では、グループリーダーを寺西さんが務め、時に悩む候補者を優しく励ますなど、頼れる兄貴分として存在感を発揮。大人の余裕や包容力を感じさせる振る舞いや、穏やかな笑顔に“沼落ち”する人が続出し、SNS上で「国民の元カレ」という愛称が急速に普及するなど、加速度的に人気を集めました。

 寺西さんが配信エピソードに登場した直後の昨年12月7日時点で5.6万人だった彼のインスタグラムのフォロワー数は、2月18日現在で68.4万人まで急増。わずか2か月ほどで60万人以上も増加しており、すでに既存のデビュー組メンバーと肩を並べるほどのフォロワー数となっています」(女性誌ライター)

 新加入メンバーからも兄貴分として慕われ、オリジナルメンバーの松島も事あるごとに「テラを頼らせてほしい」と語るなど、早くも大きな信頼を得ている寺西。視聴者や周囲の人々を安心させる彼の“落ち着き”は、いったいどこから来ているのか。

「舞台を主戦場としてきた寺西さんは、2017年に堂本光一さん(46)が主演の舞台『Endless SHOCK』に出演し、19年には『マラソン』で舞台初主演。23年には『劇団☆新感線』の舞台にもメインキャストの一人として出演するなど、近年は一年に複数本、ほぼ途切れることなくステージに立っています。

 演技やダンス、歌といった多方面にわたる高クオリティのスキルは、これまでの多彩な舞台経験に裏打ちされていることは疑いの余地はないですね。

 また、寺西さんは、21年12月に急逝した神田沙也加さん(享年35)の最後の舞台となった『マイ・フェア・レディ』に、神田さんとは別の朝夏まなとさん(40)主演チームの一人として出演していました。

 神田さんの訃報を受け、急きょ、朝夏さんのチームが残りの全公演を行なうことになったのですが、寺西さんは、神田さんの元恋人・前山剛久さん(34)とのWキャストだった。ですので、前山さんの分も残りの公演を完遂したと。

 千秋楽では涙を流していたという寺西さんですが、こうしたさまざまな経験はもちろん、周囲が次々デビューしていく中で、長きにわたって腐らず真摯に鍛錬を積んできたひたむきな思いがようやく花開き、今回の人気獲得&遅咲きデビューにつながったのだと思われます」(前同)

 インスタグラムの投稿には《僕の夢は、みんなで幸せになりたい。それだけです。信じてついてきてください》と力強くつづられており、最年長デビューにかける決意がにじむ。ついに世間に“見つかった”寺西拓人とともに、多面的な魅力が詰まった“新生”timeleszのこれからに大いに期待したい。