■最後の共演作では焼肉トークで会場を盛り上げた
今回のお別れの会で、山田は映画『ナミヤ雑貨店』でのエピソードに触れて、「見抜かれていたお手紙をいただいて、それで舞台挨拶でちょっと涙した時のことも今日思い出しながら“あ~西田さんってすべてを見ていてくれたな”っていう思い出がすごく残ってますね」と、コメントした。
「当時、『ナミヤ雑貨店』の完成披露試写会イベントでも、西田さんは山田さんを絶賛していました。“『エデンの東』(1955)のジェームズ・ディーンを見たときと重なった”と、のちの若者たちに多大な影響を与えた伝説の映画スターの名前を出していたんですよね」(前出の女性誌編集者)
それからおよそ5年後、山田と西田さんは2022年公開の映画『大怪獣のあとしまつ』で共演。これが最後の共演となった。
「『大怪獣のあとしまつ』は低評価の声が多いことで有名な作品。あまりの酷評ぶりがニュースになるほどでしたが、山田さんにとっては西田さんとのかけがえのない最後の共演作。劇中での共演シーンは少なかったですが、お別れの会で、あらためて『あとしまつ』のイベントでのやり取りも思い出していたのではないでしょうか」(前同)
『大怪獣のあとしまつ』のウルトラプレミアイベントでは、「実際に怪獣の死体が現れたらどう後始末するか」というトークの際に、山田が「日本全国から人を集めて、怪獣で焼き肉じゃないですか?」と提案すると、西田さんがノリノリで怪獣の肉を部位ごとに表した直筆のパネルを披露。「食料的に困難な時代が来ることを考慮して、せっかくの怪獣さんですから、おいしくいただきましょうと。サーロインとかバラ、ヒレ……」と細かく説明する、息ピッタリのやり取りを見せていた。
2人の共演作を思い出すファンからは、
《朝のWS(ワイドショー)で山田涼介さんのインタビューの時ほんの一部だけどナミヤのお手紙読んでるとこが流れて……朝からウルウルしちゃったよ》
《共演させてもらって(ナミヤと大怪獣のあとしまつ)で、親切に声かけていただいたようですものね。きっと演技のアドバイスなど受けていたのかも》
などの声も寄せられている。
山田はお別れの会での取材に、「西田さんはずっと我々の心の中で生き続けますし、僕も西田さんに“大丈夫あなたの未来は明るい”という言葉を残していただいたので、その言葉を胸に俳優業を頑張っていきたいと思います」と、手紙を引用して、あらためて西田さんへの想いと今後を語った。山田の心の中で、西田さんは永遠に生きていくのだろう――。