日々、若者文化や日本のトレンド事象を研究するトレンドウォッチャーの戸田蒼氏が本サイトで現代のトレンドを徹底解説。

 2025年、時代の変遷とともに長年親しまれたサービスや製品が次々と幕を下ろします。

 まずは、NTT東日本・西日本が提供する天気予報の音声サービス「177」が、2025年3月末をもって終了。天気予報を音声で確認できるこのサービスは、かつては多くの家庭で日常的に使われていました。

 しかし、スマホの普及により、気象情報はいつでも簡単に確認可能となり、わざわざ177にかける人は激減。

 利用者数の低下にともない、コスト維持が困難となり、昭和の懐かしい光景がまた一つ消えることとなりました。

 また、昔懐かしい「VHSテープ」も2025年に生産が終了。ビデオデッキ自体が既に生産を終えており、需要はほぼゼロとなっていました。

 これにともない、多くの家庭が保有する過去の思い出のテープは再生手段を失うこととなります。デジタル化サービスなどが最後の救済策として提案されていますが、一つの時代の終焉を象徴する出来事と言えそうです。