■“主人公不在”“内容は薄口”の『おむすび』は史上ワースト視聴率確定的

『おむすび』は、3月6日放送回までの全話平均世帯視聴率が13.3%(ビデオリサーチ調べ/関東地区)で、歴代朝ドラの平均視聴率ワースト作品の倉科カナ(36)主演『ウェルかめ』(2009年度後期)の世帯13.5%をほぼ確実に下回ると言われている。24年12月末から9週連続で週平均視聴率は12%台で、もはや上がり目も見えない状態なのだ。ちなみに、前期の伊藤沙莉(30)主演の『虎に翼』の全話平均視聴率は16.8%だった。

 芸能プロ関係者は言う。

「こうした問題の根幹にあるのは、やはり橋本さんがあまりにも人気で、売れっ子すぎることですよね。どうしても橋本さんを使いたい制作サイドが、スケジュールが大変なことを承知でオファーをかけ、その結果が、“主人公不在”“内容は薄口でダイジェスト感溢れる”『おむすび』を作ってしまった、そうした指摘はありますよね。

 橋本さんには、超人気がゆえのスケジュール問題が弱点となってしまっている感がありますよね……」

 そもそも朝ドラに限らず、連続ドラマの撮影はスケジュールもタイトで、非常に大変だと言われている。前出の芸能プロ関係者は続ける。

「連ドラの主演俳優は月から金、平日の朝から晩までドラマ撮影を行ない、撮影が休みとなる土・日に他の仕事、別の収録やCM関連の仕事、インタビューや雑誌の撮影などが行なわれることも。具体的には過去、武井咲さん(31)がそうだったといいますが、1週間休みナシで、それが1クール、3か月続くんです。しかも、武井さんは3クール連続でそれをこなしましたからね」

 武井は2012年に、『Wの悲劇』(テレビ朝日系/4月期)、『息もできない夏』(フジテレビ系/7月期)、『東京全力少女』(日本テレビ系/10月期)で3クール連続主演を務めた。

 その上、14社のCMにも出演。さらにファッション誌『Seventeen』(集英社)の専属モデルの仕事、レギュラーのラジオ番組『第一生命 武井咲「今日の一句」』(TOKYO FM/~13年3月末)があったりと、現在の橋本に負けず劣らず、超多忙スケジュールの時期があった。

 その後、武井は17年9月、23歳のときにEXILETAKAHIRO(40)と結婚。今や、3人の女児の母である。

「あの頃の武井さんは凄かったですが、橋本さんも同じような状況にあるのかもしれませんね。『おむすび』の序盤では、橋本さんの目の下に濃いクマが目立っていた時期もあり、体調面を心配する声もありました。もちろん橋本さんは、舞い込んでくる仕事にしっかりと全力で取り組んでいるのでしょうが、なかなか難しい問題ですよね……」(前同)

 人気タレントが後年になって「忙しすぎてあの頃の記憶がない」という話をするのは珍しい話ではない。くれぐれも、体調にだけは気をつけてほしいが……。