2月初旬に放った“不適切発言”の波紋がいまだ続いている2人組YouTuber・中町兄妹。そんな中、3月5日に兄の中町JP(27)が長尺のYouTube動画を投稿。妹・中町綾(24)の窮状を涙ながらに訴えた。
飾らないキャラクターの2人が繰り広げる軽快なトークがZ世代してから絶大な人気を集め、一時は登録者数170万人超を誇った『中町兄妹』チャンネル。
だが、2月2日に公開した動画で、1月28日に発生した八潮市の道路陥没事故を想起させるトークを展開。終始笑いながら、事故および巻き込まれたトラック運転手の方を揶揄するかのようなやり取りを繰り広げたことが波紋を呼び、大炎上する事態に。とりわけ、モデルとして活動する妹・綾の仕事に甚大な影響が及んだ。
「イベント出演のキャンセル、ブランドイメージモデル起用の取り消し、プロデュース商品の発売延期など各所に影響が及び、事実上の活動休止を余儀なくされることになった綾さんですが、決定打となったのは、昨年8月にYouTuberからの抜擢ということで注目を集めた、女性ファッション誌『CanCam』(小学館)の専属モデルの降板です。
今月4日、綾さんは兄と運営する『中町兄妹』に2度目の謝罪動画をアップしたのですが、そこで専属モデルの降板を発表するとともに、‟ニュースの見出しだけで軽率な発言をしてしまって、何も知らずに動画で話してしまったことが本当に良くなかったと思っています”‟ただ、被害者の方を笑ったわけではありません。そこだけはお伝えさせてください”と神妙な面持ちで反省の弁を述べました。ですが綾さんは、自らの軽率な一言がきっかけで、YouTube以外の全ての仕事を失ってしまう結果に。
一方、身から出たさびとはいえ、兄・JPさんとしては見るに見かねる部分があったのでしょう。この度、自身のソロチャンネル『中町純平のマジ酔ってるわ!!』を更新し、妹や家族に対する思いを涙ながらに語っています」(女性誌ライター)
「それでも僕は幸せです。」という題名の長尺動画の中で、自らの生い立ちを事細かに振り返り、「人生って自分が幸せになるためにあると思うのよ」「みんなが幸せになってほしいと思って動画投稿してる」「世界は本当に広いから。とにかく俺は友達といることが、すごく人生において幸福度が高いんじゃないかなって本当に思ってる」と自身が思う幸せについて熱弁した中町JP。現在、自身も激しい批判にさらされる中、友人やファンの励ましが支えになっていると話し、「もう本当にありがとうございます」と涙を浮かべて感謝を述べた。
また、家族にまで誹謗中傷が寄せられている現状について「なんて親不孝なことしてるんだってね。本当に情けないよね」と自らを省みる一方で、「今回の炎上って、もちろん綾が悪い。それはもちろんそう。だけどあることないこと言われて、殺害予告も俺でもたくさん来てるのに、綾だってもっと来てると思う。ほんとにつらいと思う」と妹の心中をおもんぱかったJP。
「でも、今まで綾が今までみんなに与えてきた幸せって、今回の件で全部なくなったわけじゃないというか。もちろん失望もさせたしがっかりもさせたと思うけど、綾がみんなに元気とか生きる希望とか幸せをあげてたのは間違いないから。それはみんながわかってると思うから」と続け、「これからも中町綾を愛してほしい。本当に中町家の長男として、お兄ちゃんとして、家族として、これからも綾を愛してほしい」と涙ながらに訴えた。
渦中の中町JPが明かした今の率直な思いに対し、コメント欄には《今回の事で学んでくれたと信じたい》《戻ってきてくれて嬉しいです、応援しています》《失敗は誰にでもある!繰り返さない事が大事!》といった前向きな意見のほか、《こんだけ熱いものを持ってるのになんであれがダメだったって気付かなかったんだよ》《本当に次はないと思って行動してください》といった厳しめの叱咤激励の声が上がっている。
さらには、《この動画での『綾が』って発言が少し気になります》《動画内で綾ちゃんだけが悪いと言っている様に聞こえる部分がありました》といったさらなる指摘など、さまざまな反応が寄せられている。
「これからもみんなが笑顔になれるように頑張りたい」と、あらためてYouTuberとしての目標を誓った中町JP。擁護の声も増え、少しずつ風向きは変わりつつあるが、今回の出来事を本当の意味で糧にできるかどうかは、これからの2人次第だろう。