■同級生からの“おでんツンツン”、「いじめでは?」に反論

 父のおでんツンツン騒動の影響により、“息子が学校でいじめられているのではないか”という憶測も流れる中、豊嶋さんはXの投稿をしたのと同日に自身のYouTubeチャンネルを更新。息子にも話を聞き、いじめられてはいないことを確認したと報告するとともに、「心配しないで」と視聴者に呼びかけたが、実際、どのような経緯であの投稿をするに至ったのか、豊嶋さん本人に詳しく聞いた。

 まず豊嶋さんは、息子の卒業アルバムに寄せられたメッセージをどのような形で目にし、何を感じたのか。

「奥さんが息子の卒業アルバムのなかに(おでんツンツンに関する)寄せ書きを見つけて、コラージュをした画像を僕に送ってくれました。全員いつも仲良くしている子達で、家のなかでは『アイツ~!笑』みたいな感じで、ただの笑い話でした。ただ、息子や奥さんは笑いながら話してくれましたが、僕自身は“ごめん”という思いが強く、複雑な気持ちでした。SNSにアップしたのは、改めて自戒の意味を込めてです。もちろん掲載にあたっては、息子から許可を得ています」(豊嶋さん=以下同)

 ちなみに、息子は現在の妻の連れ子。「実の子だと思って育てている」という豊嶋さんは、息子について「素直で明るい子です。僕が家を空けているときは家の事や下の子の面倒を見てくれたり、すごく家族思いの優しい子です」と目を細めるが、Xでの指摘にあるように、これまで子どもたちがおでんツンツン事件に関していじめられるといったことはなかったのか。

「ありがたいことに僕や僕の家族の周りは温かい方ばかりなので、一度もありません。むしろ子どもの同級生の保護者の方々には、僕をふくめ家族全員に『応援してます!』と声をかけていただくことが多く、感謝しています。仮にSNSで何を言われても、子どもたちがどう思っているかが重要で、僕は息子や娘がつらいときや苦しいときに助けを求めて貰える存在でいたいと思っています」

 そんな豊嶋さんが、今改めて子どもたちに伝えたいことは。

「やってしまった事は素直に謝り、友達を大切にして、何度失敗してもめげずに立ち上がる根性が大事だと思っています。僕自身は今後も変わらず、周りに感謝をして人を喜ばせることができる人間になっていきたいと思います」

 SNSでは、仲睦まじい家族の姿を発信している豊嶋さん。SNSでの大騒動を招いたからこそ、リアルの世界での人との絆を大切にし、奮闘し続ける。