次の4月クール、フジテレビでは小泉今日子(59)と中井貴一(63)がダブル主演した人気ドラマ『最後から二番目の恋』シリーズの11年ぶりの新作『続・続・最後から二番目の恋』が、月9枠で放送される。
『最後から二番目の恋』は、小泉演じる45歳のテレビプロデューサー・吉野千明と、中井演じる50歳の鎌倉市観光課長・長倉和平との恋を中心に描いた“大人の青春ドラマ”として大ヒット。
第1弾が2012年1月期に木曜午後10時枠で放送され、同年11月にスペシャルドラマ、14年4月期に『続・最後から二番目の恋』が同じ木曜午後10時枠で放送された。
11年ぶりの新作にドラマファンは大沸騰。テレビ離れが言われる昨今だが、
《めっちゃ嬉しい絶対録画+リアタイで見る》
《『最後から二番目の恋』やるの?だったら久々にリアタイでドラマ見るかもしれない》
《最近テレビ番組ほとんど見てないけどこの続編は見たいぞ!》
と、“リアタイ視聴”を表明する声が多数Xにも寄せられている。
「現在のフジテレビは、昨年末に報じられた中居正広さん(52)の女性トラブルを端に発した“中居・フジテレビ問題”によって局のイメージがダウンし、スポンサー企業が80社近くも撤退。3月末に第三者委員会の調査報告書が出てくる予定ですが、未曾有の窮地を迎えていますよね。
ドラマの制作現場にも多大な影響が及んでいるというなか、『続・続・最後から二番目の恋』が大きな話題になっていることは、久しぶりに明るい話題と言えそうです」(テレビ誌編集者)
ドラマの制作現場の影響――現在放送中の月9ドラマは清野菜名(30)主演の『119エマージェンシーコール』だが、このドラマも騒動の余波を受けている。
『119エマージェンシーコール』は神奈川県横浜市の消防司令センターが舞台。市消防局は撮影で使用する車両や防火服などの機材を貸し出しているほか、職員が演技指導も行なっていて、当初は「協力 横浜市消防局」「撮影協力 横浜市会」などのクレジットが入っていたが、フジテレビ問題の影響で1月27日、横浜市は協力クレジットの削除を発表。第3話(2月3日放送)以降、表記が削除されている。
そして今回発表された『続・続・最後から二番目の恋』も、騒動の影響を受けているという。同ドラマは1月の時点で神奈川県の鎌倉での撮影も行なわれていたが自治体からの協力が得にくい状況にあり、現場が苦労している、と一部で報じられていたのだ。
「また、フジテレビは一連の問題前からドラマの深刻な低視聴率が言われていましたが、今回の『続・続・最後から二番目の恋』には“リアタイ視聴したい”という声が多いですし、何よりも出演者が主演の小泉さん、中井さんだけでなく内田有紀さん(49)や飯島直子さん(57)、坂口憲二さん(49)と、“格”のある俳優さんばかり。そういった点でも“結果が出る作品になるのでは”と期待されていますね」(前同)