レディー・ガガ山下達郎のカセットテープが下北沢で大人気

 一方、カセットテープもその独特な音質が愛好家らの支持を受けており、一部で再評価の動きが。とりわけ米国や英国で人気が再燃し、調査会社・ルミネートのリポートによると、2023年には米国でカセットアルバム販売数は前年比128%だったといいます。

「最近では、大ヒットゲームが原作のドラマシリーズ『THE LAST OF US(ザ・ラスト・オブ・アス)』でも、かつて時代を席巻したソニーのカセット式ウォークマンがレトロなアイテムとして登場したことで、若者が注目。レディー・ガガ(38)や山下達郎さん(72)といった著名アーティストもカセットテープで楽曲を販売していて、1970年代から80年代の文化を好むZ世代に人気です。原宿や下北沢、渋谷などの雑貨店では、カセットテープを見かけることがありますよ」(ライフ誌編集者)

 デジタル技術の進歩により、情報やコンテンツは瞬時に手に入るようになりましたが、その一方で「手に取る」「触れる」といった感覚的な体験が希薄になっています。Z世代は、生まれた時からデジタル環境に囲まれて育ったため、逆にアナログな体験に新鮮さや価値を見出しているのでしょう。

トレンド現象ウォッチャー・戸田蒼
大手出版社でエンタメ誌やWEBメディアの編集長を経てフリー。雑誌&WEBライター、トレンド現象ウォッチャーとして活動中。