■焼きそばアレンジあれこれ
元祖B級グルメライターの田沢氏が最もオススメというのが、インスタント焼きそばの明星『一平ちゃん』(255円・税込)に粉チーズとタバスコのトッピング。『一平ちゃん』といえばマヨネーズがついてくるのが売りだが、粉チーズとタバスコで、
「ガッツリ焼きそばが、チーズ香るおしゃれなイタリアンに変貌。これは一度試す価値がありますよ!」(前同)
さらに、カップ焼きそばにはアレンジ方法がいくつも眠っていると続ける。
「屋台で売られるものとは味わいの方向性も違うカップ焼きそば。これは一つの焼きそばとしてのジャンルですから、ソースの代わりにケチャップを入れて“ナポリタン風”、卵黄と粉チーズ、ベーコンと牛乳、コショウを加えた“カルボナーラ風”とアレンジしても違和感がまったくないんです」(同)
最後に前出の田沢氏は、アレンジ品を常備すれば日々の生活が楽しくなるのでは、と語る。
「自宅や会社の席に、ラー油か小分けになったふりかけを常備しておくのはいかがでしょう。買ってきた即席麺やおにぎりを手軽にアレンジすれば、食事が手軽に華やかになりますよ」
食べ飽きた食品もひと手間で別な味に。お財布にも優しく心もお腹も満たされるアレンジ方法は今後も開拓していきたいところだ。
田沢竜次(たざわ・りゅうじ)
元祖B級グルメライターとして活躍。映画評、書評、60~70年代B級カルチャーなどにも精通する。著書に『B級グルメ大当りガイド』『ニッポン映画戦後50年』など。