■『アンサンブル』の唯一の良心は?
結果、真戸原(松村)と瀬奈(川口)、そして宇井が、毒親たちに振り回されるだけのドラマになっている。“明るくてちょっと切ないリーガルラブストーリー”とはなんだったのだろうか?
毒親に厳しい声が集まる中、相対的に評価があがっているのが、真戸原のために奔走している安田(戸塚)と、バツイチながらも法律事務所で唯一まともな常識を備えている早川(シソンヌ・じろう/46)だ。この2人が出てくるときだけ、ホっとできる。
X上でも、《戸塚純貴がこのドラマの良心。戸塚純貴が全部背負ってると言っても過言ではない》《みんなに感情移入ができなくて苦しい。助けてくれるのは戸塚純貴しかいない》《9割方イライラしながら見ている。シソンヌのじろうさんが救い》などの声が。2人がいなかったら、見ていられないということだろう。
だが、いよいよ最終回。ケイ(浅田)が薬を飲んで倒れ、真戸原は自身の過去のトラウマと決別するため、瀬奈と一緒にケイのいる病院へ向かう。ここまでこじれた毒親たちとの関係に、瀬奈と真戸原はどう始末をつけるのか。最後は幸せな2人に期待したい。(ドラマライター・ヤマカワ)
■ドラマライター・ヤマカワ 編プロ勤務を経てフリーライターに。これまでウェブや娯楽誌に記事を多数、執筆しながら、NHKの朝ドラ『ちゅらさん』にハマり、ウェブで感想を書き始める。好きな俳優は中村ゆり、多部未華子、佐藤二朗、綾野剛。今までで一番、好きなドラマは朝ドラの『あまちゃん』。ドラマに関してはエンタメからシリアスなものまで幅広く愛している。その愛ゆえの苦言もしばしば。