マクドナルドが、3月12日に全体の約4割の商品に対して10~30円の値上げ、モスバーガーも3月19日に全94商品のうち44商品を対象にプラス10~30円の価格改定を実施、ミスタードーナツも3月26日からドーナツやパイ、マフィンなどを値上げする。

 ここ数年、原料代の高騰などの影響で外食チェーンでも価格上昇が続いている。家計を直撃する飲食店の値上げに、最近は外食から足が遠のいてしまったという人も多そうだ。そこで今回は20~30代の男女100人に「値上がりに絶望した飲食店」について聞いてみた。(自社リサーチ)

 第8位(3.0%)は、くら寿司、スシロー、松屋が同率でランクイン。

 くら寿司は、2022年10月に税込み1皿110円で提供していた約60種類の商品のうち約50種類を115円に値上げ。魚介類の価格や輸送コストの高騰などが理由で、これまで看板としてきた税抜き100円の商品が消えることになった。

「100円でおいしくたくさん食べられたから悲しい」(34歳/女性/主婦)

「価格が安いところが魅力だった」(33歳/女性/パート・アルバイト)

 スシローも税別1皿100円のすしを提供し続けていたが、2022年10月に1984年の創業以来、初の値上げを実施。価格は店舗立地によって異なり、いちばん安い皿が郊外店の場合、税込み110円から120円に価格を改変。また他の皿も10~30円程度値上げされた。

「100円で食べられなくなってガッカリした」(38歳/女性/会社員)

「手頃においしくお寿司が食べられたがよかったのに……」(31歳/男性/会社員)

 松屋は2023年3月の値上げでは、牛めし並盛が380円から400円に、昨年4月に牛丼や定食などの一部メニューを値上げ、同年7月には原材料価格の高騰などの理由で40品目の価格を引き上げ、牛めし並盛が400円から430円に、牛焼肉定食が790円から840円なった。

「クーポンなどを使うようになった」(39歳/女性/主婦)