■「おいしくて価格が手頃なのが魅力だった」
第5位(4.0%)は、ケンタッキーフライドチキン、すき家、はま寿司。
ケンタッキーフライドチキンは、関連コスト高騰の長期化により、2023年3月に、オリジナルチキンが260円から290円と価格が改変され、10月に全73品のうち67品を値上げ。主力商品であるオリジナルチキンの価格は20円引き上げられ290円から310円になり、カーネルクリスピーも270円から290円に、短期間で計50円もの増額となった。
「以前は外出のついでにお店に寄って、バーガーやポテトなどを軽食として食べていたが購入しなくなった。オリジナルチキンも高くなるしガッカリした」(32歳/男性)
「味が好きでたまに食べたくなるので残念」(35歳/男性/会社員)
すき家は、国産米や牛肉の高値が長期化していることを受け、昨年4月にもメニューの約3割の商品を値上げ、同年11月にも牛丼や定食などを10~60円値上げした。さらに今年3月18日より一部商品について値上げを実施、牛丼並盛が450円から480円になったほか、ミニからメガまでの各サイズでプラス20~50円価格が改変、わずか1年で3度の値上げを記録した。
「おいしくて価格が手頃なのが魅力だった」(39歳/男性)
「安くて近いところにあったから行っていたので悲しい」(35歳/男性/自由業)
はま寿司は、国産米などの価格高騰により昨年12月に値上げを実施。10~60円の値上げ幅で、これまで一皿税別150円で提供していたすしを160円に値上げ、サイドメニューの価格も引き上げになった。税別100円皿の価格は維持されたが、「大とろサーモン」は100円から120円に値上げされた。
「おいしいから値上げは痛い」(27歳/男性/会社員)
「安いから行っていたのにと思った」(22歳/男性/学生)
第4位(7.0%)は、モスバーガー。
モスバーガーは2023年3月には106商品のうち78商品を対象にプラス10~50円の価格改定を実施、昨年5月には、世界的な天候不順の影響などによる原材料の調達コストの上昇により、コーヒー、紅茶、オレンジジュースも値上げされた。
今年3月19日には、全94商品のうち44商品を10~30円値上げ。原材料価格の高騰や物流費、エネルギーコストの上昇などが理由で、モスバーガーが440円から470円、フレンチフライポテト(M)が300円から330円に改定された。
「値上げ前から高めだったけどもっと高くなったので行きにくい」(26歳/男性)
「短期間で2回も値上げしたので残念」(38歳/女性/主婦)
「馴染みがあったのでショック」(38歳/男性/パート・アルバイト)
「値上げしすぎと感じる」(32歳/女性/主婦)
「高いけどメニューが好きだからたまには行きたい」(33歳/男性)
■「値上がりに絶望した飲食店」ランキング
1位 マクドナルド
2位 ミスタードーナツ
3位 吉野家
4位 モスバーガー
5位 ケンタッキーフライドチキン
5位 すき家
5位 はま寿司
8位 くら寿司
8位 スシロー
8位 松屋