3月28日に最終回を迎える、橋本環奈(26)主演のNHK連続テレビ小説おむすび』。毎回のように脚本にツッコミが殺到しているが、最終回目前の27日放送回でも疑問の声が噴出。さらに、ドラマ終了直後に放送される情報番組『あさイチ』で発生した“被り”が注目を集めることになった――。

『おむすび』は、橋本演じる平成元年生まれのヒロイン・米田結が高校時代に“ギャル文化”と出会い、やがて栄養士として人の心と未来を結んでいくという“平成青春グラフィティ”作品。結は管理栄養士として大阪新淀川記念病院のNST(栄養サポートチーム)として働いているが、新理事長の方針でNSTは活動休止に陥っている。

【以下、『おむすび』のネタバレを含みます】

 27日放送回では、結たちNSTのメンバーが、ステージ3の大腸がんで入院中の患者・丸尾(細川岳/32)の手術を強行しようとする外科医の井上(井上拓哉/29)を、摂食不良による低栄養状態による合併症リスクを理由に止める、という展開が描かれた。

 井上による強引な手術は、NST寄りの外科部長・蒲田(中村アン/37)の動きでギリギリのところで中止に。

 その後、結は事務局長ほか病院関係者を集めてNSTの必要性を説き、事務局長が「あらためて理事長にも伝える」と約束したことで休止危機を乗り越えた、というストーリーだった。

「これまでも、病院での出来事の描写が“雑”と言われてきた『おむすび』ですが、大腸がん患者の手術を強引に行なおうとして取り止めになる流れや、管理栄養士のほうが医療に精通している感じで、外科医が思慮が浅いただの悪役のような描かれ方をしていることなど、多くの点にツッコミが殺到しています」(テレビ誌編集者)

 27日の『おむすび』での大腸がん関連の描写にXでは、

《井上先生ってなんのために出てきたんだろう。気の毒な役のまま終わってしまった》
《手術強行しようとしたり急に戻されたり、こんな事あるんですか?》
《医者より管理栄養士のほうが医療に詳しいという》
《全く理解できない…。点滴患者は手術がうまくいかないとでも?? 全国の手術の控えた患者に、NHKがこんなメッセージを送っていいんだろか…》

 といった声が寄せられている。

「そんななか、『おむすび』放送後の『あさイチ』も注目を集めることになりました。通常の『あさイチ』では、司会の博多華丸・大吉鈴木奈穂子アナウンサー(43)による“朝ドラ受け”が行なわれることがありますが、27日は再放送だった。それが“大腸がん”に関係するものだったことで、“偶然の朝ドラ受け”となったんです」(前同)