■思わぬ“朝ドラ受け”が発生で沸騰

 この日の『あさイチ』は生放送ではなく、昨年10月30日放送回を再編集した『特別編 日本人に最も多い「大腸がん」早期発見のための検査法』が放送された。大腸がんは自覚症状がなく手遅れになりやすいが、早期発見できれば治療しやすいので検診が大切であることを紹介する内容だった。

 まさかの“大腸がん被り”に視聴者は沸騰。

《大腸がん…これも朝ドラ受け?まさに今朝のエピソードにピンズドやん》
《大腸ガンの患者の手術を止めた回の次の #あさイチ 録画版放送で、大腸がんがネタの回を配置するのは狙ってますね》
《完全に朝ドラへの当てつけだなww》
《あさイチでも大腸がんについて触れられている おむすびの脚本の出来の悪さを皮肉っている
か?》
《さすがにNHKもまずいと思ったのか、あさイチで大腸がん特集再放送してフォローしとる皆様、早期発見に努めましょう》

 といった、皮肉を込めた声が多く寄せられている。

「そんな多くのツッコミの声が盛り上がった『おむすび』の27日放送回は、結(橋本)の姉・歩(仲里依紗/35)の物語も風呂敷を畳めるのかな、と非常に心配になる終わり方をしました」(前出のテレビ誌編集者)

 最終盤を迎えた『おむすび』では、結のNST問題と並行して、歩の、阪神・淡路大震災で亡くなった幼なじみ・真紀ちゃん(大島美優/15)とそっくりな孤独な少女・田原詩(一人二役)との交流を巡るドラマが描かれてきた。

 歩は詩を「未成年後見人」として引き取るつもりだったが、児童相談センターの人に「問題行動を起こしても支える覚悟はあるのか?」と問われたことから「一人で育てるとか、甘かったのかな」と結に吐露する――という場面で、27日放送回は終わったのだ。

「明日で最終回を迎える『おむすび』ですが、たしかにどうやって終わるのだろう、と思わせる最終回のひとつ前でしたね。

 現在、朝ドラの後番組『あさイチ』は甲子園の高校野球の放送の関係で生放送されず、朝ドラ受けも行なわれません。そのため、最後の“朝ドラ受け”は3月25日でしたが、そこでは博多大吉さん(54)がドラマの行く末を不安視していました」(前同)

 大吉は「問題が山積み」と前置きし、「病院の方もあのチームが解散するか、病気の方もいらっしゃったし、お医者さんとも揉めたり、(結の故郷の)糸島がどうしたとか。あと3回です。ちゃんと結べます? カッチカチに結ぶんだよ、ガッチガッチに。大丈夫?」と、不安な思いを語っていた。

 泣いても笑っても残り1回の『おむすび』。ラストは、大吉の言うようにカッチカチに結べるか――。