2024年7月に、テレビ番組のロケ中にロケバス内で20代女性に性的暴行を加えたとして書類送検されていた、元ジャングルポケット斉藤慎二被告(42)が不同意性交と不同意わいせつの罪で在宅起訴されたことが3月26日にわかった。

 斉藤被告は24年7月30日に東京都新宿区内に駐車中のロケバス内で、テレビ番組の共演者の女性の胸を触るなどの性的暴行を加えたとして書類送検されていた。女性と斉藤被告はこの日が初対面だった。

“在宅起訴”とは、逮捕・勾留といった身柄拘束を受けないまま検察官に起訴されることを指す。なぜ身柄を拘束されなかったかについて、ある弁護士は「逃亡や証拠隠滅の可能性がない場合などにあり得る」と解説する。3月26日に『NEWSポストセブン』が報じたところによれば、本人は芸能とは関係ない仕事をしているとの話も出ている。

 今後、刑事裁判にて仮に有罪判決が下された場合、実刑判決が下される可能性も出てきたが、「斉藤被告は最初の報道時は女性と示談になる展開もあったはずが、示談決裂になったのは“あのインスタ投稿”も一因だったでしょう」と語るのは、テレビ局関係者だ。

 斉藤被告の騒動発覚直後の24年10月7日に吉本興業はマネジメント契約を解除。すると、斉藤被告の妻・瀬戸さおりが同日に自身のインスタグラムを更新。騒動についてお詫びしつ、《一部事実と違う》とし、以下のように発信したのだった。

《事実関係としましては、相手の方からも行為があり SNSをフォローしたり 連絡先を交換していたことは事実で こちらとしましては ロケバスの中のドライブレコーダー及びカメラの解析を警察の方に求めていました。一方的な行為ではなかったことを伝えている状況でした》

「あの投稿は、瀬戸さんが斉藤被告から説明を受けて“夫だけが悪者になっている”状況に対して、反論をすべく発信したものと思われますが、結果的にこれが被害女性の感情を逆なでした部分があったと見られます。女性からすれば、自分の主張がある意味、“嘘”だと否定されたわけですから、“戦わないわけにはいかない”という考えになるのも当然のことでしょう。

 この瀬戸さんのインスタ投稿には当時、斉藤被告の弁護士サイドも困り果てたそうで、斉藤夫婦に厳重な注意がいったといいますね。また、捜査する警察関係者からは、まだ捜査の途中で、被害を訴えている女性がいるにもかかわらず、なぜこんな発信が出るのか、と弁護側に苦言が呈されたと聞こえてきています」(前出のテレビ局関係者)