3月28日、橋本環奈(26)主演のNHK連続テレビ小説『おむすび』がついに最終回を迎える。
同ドラマは残り1話とは思えないほどに描くべきことが山積みで、最終回ではこれまでも言われてきた“ダイジェスト感”がより加速しそうだと、心配の声も上がっている――。
【以下、『おむすび』のネタバレを含みます】
『おむすび』は、橋本演じる平成元年生まれのヒロイン・米田結が高校時代に“ギャル文化”と出会い、やがて栄養士として人の心と未来を結んでいくという“平成青春グラフィティ”作品。最終回直前の27日放送回では、結が管理栄養士として働いている大阪新淀川記念病院のNST(栄養サポートチーム)の活動休止危機が解決されるまでが描かれた。
「主人公・結(橋本)の問題はほぼ解決していますが、『おむすび』の最終盤では結のNST問題と並行して、姉・歩(仲里依紗/44)と阪神・淡路大震災で亡くなった幼なじみ・真紀ちゃん(大島美優/15)にそっくりな孤独な少女・田原詩(一人二役)との交流が描かれてきました。これがどう決着がつくのか……」(テレビ誌編集者)
最終回では、歩が詩を引き取ることを決心し、1年後に結たちが両親の愛子(麻生久美子/46)と聖人(北村有起哉/50)が移住した福岡県・糸島を訪れる、と予告されている。
母・愛子は移住前、姑の佳代(宮崎美子/66)と、糸島でいちご栽培を始めたい、という想いを語っていた。
理容師の父・聖人は神戸の店「ヘアサロンヨネダ」を結の夫・翔也(佐野勇斗/27)に託し、糸島で2号店を開くつもり、と話していた。姉・歩と詩の話に加えて、両親の近況はまずマストで描かれるだろう。ドラマ公式SNSでは、最終回で『よねだ いちご農園』がオープンした様子も紹介されている。
結の娘・花(新津ちせ/14)はプロサッカー選手を夢見ているが、花の近況もおそらく描かれるはずだ。
また、結の幼馴染の陽太(菅生新樹/25)、彼と結婚した恵美(中村守里/21)、ルーリー(みりちゃむ/22)らハギャレン(博多ギャル連合)の4人娘、糸島の「スナックひみこ」のオーナー・ひみこ(池畑慎之介/72)など、“エピローグ”での登場が期待されているキャラは多い。
「特にハギャレンの近況はスルーできないのではないでしょうか。ハギャレンと交流したことで結はギャルに目覚めるなど、彼女たちは重要なポジションにいたし、成人後もルーリーが歩と一緒に古着屋で働いたりと物語にたびたび登場していました。『おむすび』の序盤を象徴する存在である彼女たちが出てこないと、最終回は盛り上がらないでしょう。
一方で、『おむすび』ではこれまでも結の出産や管理栄養士の資格取得に至るまでなど、本来はしっかりと描かれるべき部分がほぼ説明だけで終わるなど、“ダイジェスト感”が指摘され、評判が悪かった。そのため、最終回もそうなってしまうのでは、という不安の声もあります」(前同)