■簡単にエモい写真が撮れる三種の神器
さらに“エモさ”にもうひとつこだわるなら、小道具の準備も忘れずに。
前出のフォトグラファー・橋本氏の推す“三種の神器”は『カラーフィルム』『鏡』『リップクリーム』だ。
「薄いオレンジ色やマゼンタ色のカラーフィルムをレンズ前に貼ると、フィルム写真の質感がより一層増して、雰囲気が出ます。
鏡は、光を反射させて被写体の顔に当てるんです。表情にコントラストが出て、キレイだし、レトロ感も上がりますよ」
そして、とっておきのコツが、『リップクリーム』。
「撮影前にレンズのふちにリップクリームを塗っておくんです。レンズの球面に凹凸が出ることで光を乱反射させるので、逆光の場面で撮影すると写真に淡い雰囲気が出て、これが可愛いんですよね」(橋本氏=以下同)
万一失敗しても、それがまた『写ルンです』の楽しいところ。
「もし背景が暗くなったり失敗してしまっても、それがフィルムカメラらしくて“エモい”ポイント。現像するまでどんな表情かわからない、修正もできない、その“面倒くささ”こそ、このカメラの魅力だと思うんです」
フィルター越しに見た世界は、我々の日常世界とは違う一面を見せてくれるのかもしれない。
橋本憲和 Photografher
御厩泰文氏に師事。アシスタントを経て、2008年に独立。女性ファッション誌や各社広告、ブランドカタログ等で活躍中。
作品集(https://norikazuhashimoto.com/)
Instagram(https://norikazuhashimoto.com/) Norikazu Hashimoto (橋本 憲和)(@norikazu1980) * Instagram写真と動画