■とんねるずとバナナマンの仲違いの真相

 とんねるずに粉砕された形になったバナナマンだが、両者の関係には、最近になって変化が表れているという。

「実は近年、バナナマンととんねるずには、仲違いしている、という報道が多数出ているんです。

 2022年12月17日の『NEWSポストセブン』では、フジテレビ系の特番『ザ・細かすぎて伝わらないモノマネ』に長年、石橋さんとともに司会進行を務めてきたお笑いコンビ・バナナマン設楽統(49)と日村勇紀(50)が2020年12月の出演を最後に番組から姿を消した、と報じられています。

 たしかに、昨年12月17日に放送された『ザ・細かすぎて伝わらないモノマネ』にもバナナマンの姿はなく、代わりにアンタッチャブルが番組を進行していましたね。

 ポストセブンによれば、知名度やギャラも跳ね上がったバナナマンと、YouTubeメインとして、バナナマンともからんでいきたい、と思っていた石橋さんとの間に、両者も望んでいない溝ができた、ということでしたが……。この年始の特番については、テレビという舞台で、あらためてとんねるずがバナナマンに力を見せつけた、ということになりますね」(芸能誌記者)

 バナナマンが去った『細かすぎて…』だが、これまでお笑いコンビの阿佐ヶ谷姉妹やピン芸人のキンタロー。を輩出してきた、フジテレビを代表する大ヒットコンテンツ。2022年末に石橋は「3か月に1回やろうぜ!」と宣言していた。

「現在、とんねるずは地上波のレギュラー番組は0本とテレビで見かける機会は減っていますが、木梨憲武さん(60)は自身の個展を開いたり、音楽活動をしたりと多方面に活躍。

 石橋さんも2020年6月にYouTubeチャンネル「貴ちゃんねるず」を開設し、現在ではチャンネル登録者数167万人という大人気コンテンツに。さらにはラジオ番組やABEMAで『石橋貴明プレミアム』といった冠番組を放送しており、テレビ番組だけではなく時代の変化に合わせてそれぞれ活躍の場を拡げている。まだまだ根強くとんねるずは支持されていると思いますね」(前同)

 さらに、とんねるずに大きなバックアップがあるというーー。

「現在のフジテレビの社長は、石橋さんの盟友でプライベートでも親交が深い港浩一氏(70)ですからね。石橋さんが港社長へのプッシュがあれば、本当に大概のことは何とかなりそうな感じです。

 港社長は『夕焼けニャンニャン』、『オールナイトフジ』、『とんねるずのみなさんのおかげです』、さらには『おかげでした』と、フジテレビ全盛期のバラエティ番組をけん引した人物。2023年1月からは、そんな港社長の計らいで昼の情報番組『ぽかぽか』もスタートする。バラエティの復権を図るわけですから、その一連の計画の中にとんねるずが含まれていてもなんら不自然ではないですよね」(前同)

 石橋はかつて、Yahooの人気インタビュー企画『RED Chair』に出演した際に「『とんねるずのみなさんのおかげです』が終わって、ほぼとんねるずは死にましたね」と語っていたが、2023年の年始特番で結果を出し、とんねるずの底力を見せつけた。

 還暦を超えたとんねるずの超復権はあるのか? 今年2023年、さらに注目が集まるーー。