■フジテレビが佐々木アナを朝の顔に据えたい理由

 今年度からフジテレビでは、2021年から4年に渡って放送された谷原章介(52)がMCの『めざまし8』の後継番組として『サン!シャイン』(朝8時14分~)がスタート。MCは引き続き谷原が務め、スペシャルキャスターという名称のサブMCとして曜日ごとに武田鉄矢(75)、メイプル超合金カズレーザー(40)、元衆議院議員の杉村太蔵氏(45)が出演。

 進行役の情報プレゼンターは、松村未央アナ(38)、宮澤智アナ(35)、渡辺和洋アナ(48)、東中健アナ(24)、松﨑涼佳アナ(25)、酒主義久アナ(37)、山本賢太アナ(26)ら7名のフジテレビアナウンサーが日替わりで担当している。

 そんな『サン!シャイン』だが、進行には佐々木アナが内定していたものの、中居氏とフジテレビの一連の問題により、起用が白紙となってしまったと複数のメディアに報じられている。

「佐々木アナは『サン!シャイン』の枠で22年間放送されてきた小倉智昭さん(享年77)MCの情報番組『とくダネ!』(~21年3月末)の司会を10年近く務め、報道番組のキャスター、さらにはバラエティ番組の経験も豊富。どんなスタイルでも対応できる万能なアナウンサーですから、『サン!シャイン』を担当する情報制作局の上層部は佐々木アナを番組に起用し、活躍してもらうつもりだったといいます。

 ところが、今年1月に件の被害女性Aへの対応問題が出てしまった。体調も崩して出社もできなくなり、『サン!シャイン』への起用も白紙になったと。ですが、情報制作局上層部の、佐々木アナを同番組のメインにしたい意向は、いまだ消えていないそうですよ」(前出のワイドショー関係者)

 佐々木アナが『とくダネ!』にレギュラー出演していたのは1999年から2009年。当時、朝の情報番組は現在も放送中の『めざましテレビ』と『とくダネ!』が好調で、フジテレビが他局を制していた。

「その成功体験があって、フジの情報制作局上層部は佐々木アナを『サン!シャイン』に起用したかった、と聞こえてきています。

 佐々木アナは、第三者委員会の報告書によって彼女もまた被害者のような立場だったことが明らかとなり、世間からのイメージも回復した。体調も戻りつつあり、すでに番組は始まってしまいましたが、今後、彼女の『サン!シャイン』登場がありそうだと。

 前番組である『めざまし8』は低視聴率で終了しました。この時間帯、フジテレビから視聴者は離れてしまっているわけで『サン!シャイン』も当初の苦戦は必至。ですので、番組制作の上層部は、実力十分で豊富な実績を持ち、勝ちの味を知っている佐々木アナを起用したいという思いが強いのではないでしょうか」(前同)

 一連の騒動でダメージを受けてしまった佐々木アナだが、復活は近いようだ。